ビジネスパーソンのキャリアでは、マネジメントラインを志向する人は多い。しかし、「実務レベルを上げれば、その延長線上でマネージャーになれる」と勘違いしている人は少なくない。
これは本質的な誤解である。
マネジメントとは、自分の成果を最大化する仕事ではない。会社にとって何が最善か、部下が成果を出し成長するには何が必要かを考え、組織全体の成果に責任を持つ仕事である。
例えば、私が自分の利益や評価だけを考えて経営していたら、社員はついてくるだろうか。社員は「この会社のために頑張ろう」と思えるだろうか。答えは明らかだ。
管理職、部長、役員、そして経営者へと組織上の立場が上がるほど、「自分」ではなく「組織」のために考え抜けるかが問われる。どれだけ利他的になれるか。それがマネジメントの本質である。
優秀なプレーヤーと優秀なマネージャーは、求められる能力がまったく違う。
顯示更多