アトピーの原因は、皮膚にない
アトピーの原因は、皮膚にないんですよね。
こう言うと、だいたい「は?」って顔をされます。
25,000人の肌を診てきた整体師が、真顔で言ってます。だから、もうちょっとだけ聞いてください。
痒くて眠れない夜に、保湿して、薬を塗って、それでもまた朝には掻きむしってる。そういう毎日を、肌のせいだと思って戦ってきたと思うんです。でも、戦う場所が、そもそも違ったとしたら。
はい。今日はその話をします。
皮膚科を3軒、回ったあとの人たち
私のところに来る患者さん、皮膚科を3軒くらい回ってから来る人が、本当に多いんですよ。ステロイドも、保湿剤も、食事の見直しも、ぜーんぶやった。やり尽くした。それでも落ち着かなくて、整体の戸を叩く。
ここで正直に言っておくと、整体に来たから安心、でもないんです。肌だけを見る整体師のところに行っても、たぶん同じことになります。私も昔そっち側の人間だったので、強くは言えないんですけど(この話はあとでします)。
25,000人の肌を診て、わかったこと
それで、何を見ればいいのか。腸です。
「ちょっと腸の話をしますね」と言うと、みんな一瞬フリーズします。「え、皮膚じゃなくて?」って。でも腸に向き合ってもらうと、痒みが落ち着いて、赤みが引いて、ステロイドを減らせる人が出てくる。全員が劇的に、とは言いません。そんな魔法はないので。
25,000人診てきても、私はいまだに「全員を完璧に」なんて言えない。終わってますよね、25,000人診て言うことがこれかって。でも診る場所を変えると、今まで動かなかった人が動く。これだけは、はっきり言えるんです。
肺と大腸と、皮膚の一本の線
なんで腸なのか。精神論じゃないです。東洋医学に「肺は皮膚を主る」という言葉があって、肺と大腸は表裏一体。腸が弱ると肺が弱って、いちばん外側の皮膚に出る。現代医学でも、腸と皮膚はもともと発生学的に同じ組織から分かれたと言われています。
つまり、腸と肌は、生まれが一緒なんですよ。遠い親戚じゃなくて、双子みたいなもんです。あなたは今ここまで読んでて、「言われてみれば」って思ってますよね。そこです。
食事を変えても、治らない人
「腸が原因なら食事ですね」。来ると思ってました。でも、ここでつまずく人がめちゃくちゃ多い。
患者さん、ほぼ全員が「食事はずーっと気をつけてきました」と言うんです。それでも治らない。食事だけで、その腸は壊れていないからです。
肺は「悲しみ」「気の使いすぎ」「満たされなさ」でダメージを受ける。私のところに来る方は、繊細で、人に気を使って、感情を抑えてきたやさしい人が多い。その抑え込んだ感情が、皮膚という出口に出ていることがある。
ここで「また精神論かよ」と思いましたよね。違うんです。腸と感情がそろって動いたときに肌が変わる、という現場の手応えの話なんです。治らなかったのは、あなたの努力不足じゃない。残ってたのが感情と腸のほうだった、というだけ。
腸と感情を整える、3つの習慣
やることは3つだけ。
①お腹を温める(カイロ・腹巻き。地味だけど効く人には効く)
②1:2の呼吸(鼻から吸って、2倍の時間で吐く。布団の中でできる)
③感情を吐き出す場所(話す・書く・泣く。溜め込まない)。特別な道具も薬もいりません。今夜からできます。
診る場所を、変える入口
かつての私は、筋肉と骨しか診ていない整体師でした。強く押して、セミナーに何十万も突っ込んで、それでも「治せない症状」だけが増えていった。転機は、何年も皮膚科に通った患者さんが、腸と感情に向き合って別人みたいに落ち着いた日。「ああ、私はずっと、診る場所を間違えていただけだ」って。
だから、自分を責めないでください。掻いてしまう自分も、治らない肌も、あなたのせいじゃない。診る場所を、ちょっと変えるだけです。
この記事、また肌がつらくなった夜に読み返せるように、保存しておいてください。
顯示更多