長子の肩こりには理由がある。
「また肩こりだ」と言いながら、自分でぐりぐり揉んでいるけれど、なぜか戻ってくる。
マッサージに行っても、翌日にはもとに戻る。そういう方が、意外と多い。
その中でも特に多いのが、きょうだいの中で一番上、いわゆる長子の方。
25,000人の患者さんに触れてきて、気づいてきたことがある。
下の子の世話をして、親の期待に応えようとして、感情をぐっと抑えてきた。そういう時間が長ければ長いほど、体の特定の場所に負担が溜まっていく。その場所が、首と肩だ。
東洋医学では、感情を「外に出さない」ことを「気が滞る」と表現する。気は本来、体の中を絶えず流れているもの。でもその流れが止まると、滞った場所に緊張が生まれる。
長子がよく抱える緊張のパターンは、首のつけ根から肩甲骨の間にかけて。「なんかここだけ、ずっと固い」という場所。
体の仕組みで言うと、こういうことが起きている。
人が「気を張る」状態に入ると、交感神経が優位になる。交感神経は体を「戦う・逃げる」モードに入れるので、首や肩周りの筋肉が自動的に収縮する。筋肉が縮むと、そこを走る血管も細くなり、血流が落ちる。血流が落ちると、疲労物質が流れていかずに溜まる。これがこりの正体。
マッサージで揉むと一時的に血流が戻って楽になる。でも、交感神経が優位なままだと、翌日にはまた元の状態に戻っていく。だから「揉んでも戻る」のは、当然といえば当然だ。
今日からできること。
ひとつは体のケア。肩甲骨をゆっくり後ろに回す、それだけでいい。5〜10回、力を入れずにゆっくりと。呼吸を止めないように。「毎日やらなきゃ」と思わなくていい。やらなくていい日があって大丈夫。力を入れてやると逆効果になることがあるので、気持ちよさを感じる範囲で。
もうひとつは行動のケア。今日だけでいいので、「誰かに任せる1つ」を決めてみる。何でもいい。夕飯の皿洗い、返信の文章、子どものお迎え。「私がやらなきゃ」が積み重なっている時間が長いほど、気は通りにくくなっていくことがある。1つ手放すことで、体の何かが少し動き始めることがある。
肩こりは「揉む問題」ではなく、「流れの問題」かもしれない。
長子の肩こりが取れにくい理由、思い当たることはありましたか。
①ある ②ない どちらでも教えてもらえると、同じように困っている人の参考になります。
保存📌しておくと、必要なときに見返せます。
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