織田信長と豊臣秀吉が天下統一できなかった理由を教えよう。
信長は恐怖で動かした。逆らえば死。従うしかない。短期間で圧倒的な結果を出した。誰も心からついていなかった。本能寺で終わった。
秀吉は恩賞で動かした。与え続ける限り人がついた。与えるものがなくなった瞬間に求心力が消えた。晩年に崩壊した。
家康は心で動かした。
本人だけに伝える。功績を先に称える。今回は君らしくないと言う。最後に期待を伝える。この叱り方の構造に、家康の本質が全部入っている。
相手の自尊心を守りながら、行動を変えさせる。恐怖でも利益でもなく、この人のために動きたいという感情を引き出す。
感情で動いた人間は、環境が変わっても離れない。
信長の家臣は信長が死んで散った。秀吉の家臣は秀吉が死んで裏切った。家康の家臣は家康が死んでも徳川を守り続けた。
叱り方の差が、260年の差になった。
人を動かしたいなら、恐怖でも報酬でもなく、その人の誇りに触れろ。天下統一はそこから始まる。
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