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cv usk
@cv_usk
AI / Software Research Notes AI Agent, LLMOps, MLOps, Software Architecture 投稿は個人の意見です。
Joined May 2026
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# AIエージェント開発の意思決定ポイント # 計画先行(Plan-then-Execute) vs 逐次推論行動(ReAct) 📝 🎯 ポイント 「未来をどこまで見通してから動くか」-- これはエージェント設計で避けて通れない分岐です。 まず計画を立ててから実行するか、1ステップずつ観察と行動を繰り返すか。計画を明示的な中間成果物として持つかどうかで、承認フロー・コスト制御・デバッグの設計が根本的に変わります。LLMは1リクエストが高コストなので、計画なしの試行錯誤はトークンを浪費します。しかし環境が動的に変化するなら、精緻な計画も実行中に陳腐化します。 📋 概要 Plan-then-Execute(計画先行)は、タスクを受け取ったらまずLLMが実行計画を構造化データ(JSON/YAML)として生成し、計画確定後(必要に応じて人間承認後)に各ステップを順次実行する方式です。ReAct(逐次推論行動)は、LLMが「観察→推論→行動」のサイクルを1ステップずつ繰り返し、全体の計画は暗黙的にLLMの内部推論に委ねる方式です。 🔍 意思決定のポイント **タスクの変動性(task_variability)** を主軸に判定します。 📊 **環境の動的さによる判定**: - 静的(実行中にデータや外部状態がほぼ変わらない) → Plan-then-Execute - 半静的(大枠は安定だが一部で状態が変わりうる) → Plan-then-Execute+逸脱時の再計画 - 動的(各ステップの結果が次の選択を大きく左右する) → ReAct 📊 **タスクの性質による判定**: - 手順が定型で人間が事前に承認したい → Plan-then-Execute - 手順は概ね分かるが細部は実行時に決まる → Plan-then-Execute(粗い計画+実行時微調整) - 手順自体が不明で探索的に進める → ReAct **failure_cost** が高い場合(不可逆操作を含む場合)は Plan-then-Execute に強く倒す動機があります。 💡 要点と詳細 🟢 **Plan-then-Executeの強み**は透明性と制御性です。計画が明示的な中間成果物であるため、実行前に人間が「この手順で大丈夫か」を確認できます。不可逆な操作を含む計画を事前に検証でき、安全性を確保できます。デバッグでも「計画が間違っていたのか、実行が間違っていたのか」を分離して調査できます。計画段階で不要なステップを刈り込めるため、トークン消費の抑制にも有効です。弱点は計画の陳腐化で、環境変化時に再計画のメタループが発生しうるため、再計画回数に上限(2〜3回)を設ける必要があります。 🟡 **ReActの強み**は適応性です。環境の変化にステップ単位で対応でき、予期しない状況にも柔軟に反応できます。計画を立てる余裕がないほど動的な環境や、手順が不明で探索的に進めるタスクに適しています。実装もシンプルで、計画の生成・保存・検証・再計画のインフラが不要です。弱点は予測不能性とコストで、LLMが何ステップ踏むか事前にわからず、自己ループのリスクがあります。 ⚖️ トレードオフ | 観点 | Plan-then-Execute | ReAct | |---|---|---| | 透明性 | 計画が明示的な成果物 🟢 | 暗黙的(LLM内部推論) 🔴 | | 人間の承認 | 計画全体を事前承認可 | 各ステップごとに介入が必要 | | コスト制御 | ステップ数で上限見積り可 | 事前にわからない | | 環境変化への適応 | 再計画が必要(コスト増) | ステップ単位で対応 🟢 | | デバッグ | 計画と実行を分離して調査 | 全ステップログの解析が必要 | | 実装複雑性 | 計画インフラが必要 | ループ制御のみで動作 | 🛠️ ユースケース 🔵 **Plan-then-Executeが向くケース**: 不可逆操作を含む処理、人間承認が必要なワークフロー、コスト予測が重要な処理、手順が定型的なタスク。 🔴 **ReActが向くケース**: デバッグ・調査、動的に変化する環境での処理、手順が不明で探索的に進めるタスク、プロトタイプ開発。 📌 **デフォルト戦略**: 計画先行(Plan-then-Execute)で、計画は人間が編集可能にしてください。最も実用的な折衷は「計画先行+逸脱時のみ再計画」です。まず計画を立て、各ステップの実行結果が期待と大きく異なる場合にのみ再計画を発動します。再計画では失敗情報を添えて新しい計画を生成するため、同じ失敗を繰り返しにくくなります。再計画回数の上限は2〜3回が目安です。 #AIエージェント# #ソフトウェアアーキテクチャ#
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