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大森和幸(写真家/PASHA STYLE編集長)
@ooxo_web
写真家/PASHA STYLE編集長✏️ 国際的フォトコン TIFA、BIFA 、APA AWARD、IPAなど受賞、入選多数。 写真集、雑誌グラビア、ファッションブランド広告など、撮影依頼はDMにて。
Joined April 2010
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人生とポートレートは、どこかよく似ている。 どちらも、 思い通りにならないものを受け入れながら、それでも「この瞬間を残したい」と願う行為だから。 人生には、完璧な瞬間なんてほとんどない。 迷いも、矛盾も、未完成さもある。 ポートレートも同じで、 ただ綺麗に整っただけでは、 なぜか心に残らない。 少し崩れた笑顔。 視線を逸らした一瞬。 言葉にならない沈黙。 そういう“不完全さ”の中に、その人が生きてきた時間や感情が滲み出る。 だからポートレートとは、 若さや美しさを記録するだけのものではなく、 「その人がどう生きているか」を写そうとするものなのだと思う。 そして撮る側もまた、 人生観がそのまま写真に現れる。 人を支配したい人は、 どこか息苦しい写真を撮る。 人を理解したい人は、 相手が安心して呼吸できる写真を撮る。 孤独を知っている人は、 静けさの中にある感情を写そうとする。 つまりポートレートとは、 カメラの性能より先に、 「どう人と向き合って生きているか」が映る世界なのかもしれない。 人生を丁寧に見つめる人ほど、 人の小さな感情に気づける。 傷ついた経験がある人ほど、 誰かの弱さを美しいと思える。 だから、人生をしっかり生きることと、 深いポートレートを撮ることは、きっと繋がっている。 人を撮るということは、 ただ顔を写すことではなく、 「あなたは、ここに存在している」と 静かに肯定することなのだと思う。
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