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Salida サリーダ/CD『武満徹|黛敏郎 映画音楽を語る with 秋山邦晴』(2枚組)発売決定
@salida01
映画監督 黒澤明、作曲家 伊福部昭、早坂文雄、芥川也寸志、小杉太一郎、山内正、黛敏郎、武満徹、池野成、関連CD制作「Salidaホームページ 出口寛泰の活動を「Salida」(スペイン語で『出口』の意)と総称しお知らせします。
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【日本人作曲家の仕事を未来へ残すために ― 国立映画アーカイブの危機】 「国立映画アーカイブ」がクラウドファンディングで1億円を募るというニュースに接し、多くの映画関係者や研究者、映画ファンが強い危機感を抱いている。 Salida自身、日本人作曲家の仕事を追いかけるなかで、なかなか観ることのできない映画『海壁』(1959年 監督:黒木和雄 音楽:池野成、小杉太一郎、松村禎三、三木稔、原田甫)、『影の爪』(1972年 監督:貞永方久 音楽:池野成)をはじめ、伊福部昭、早坂文雄、芥川也寸志、黛敏郎、武満徹、等々の映画音楽に直接触れる機会を国立映画アーカイブのおかげで得ることができた。 もし国立映画アーカイブがなければ、私たちは映画を失うだけではない。 作曲家たちがスクリーンのために注ぎ込んだ情熱も、演奏家たちの音も、録音技術者の仕事も、そしてその時代の文化そのものを失ってしまう。 Salida活動を続ける中で、日本人作曲家の仕事を調べれば調べるほど感じるのは、作品そのものより先に「資料が残っていること」の奇跡である。 だからこそ、「日本で唯一の国立映画専門機関」がクラウドファンディングで1億円を集めなければならないという現実には、どこか大きな違和感を覚える。 国立なのに、国が守れない。 未来へ残すべき文化遺産を、市民がその都度寄付で支えなければならない。 もちろんSalidaは今回のクラウドファンディングを応援する。しかし本来問われるべきなのは、「なぜそこまで追い込まれたのか」ということではないだろうか。 文化の価値は、それが失われる危機に直面して初めて見えてくる。Salida活動を続けるなかで、幾度となく実感してきたことだ。 そして一度失われたフィルムも音も、二度と取り戻すことはできない。 日本人作曲家の仕事を探究する者の端くれとして切に願うのは、映画も音楽も資料も、「善意」ではなく「責任」によって守られる国であってほしいということである。 国立映画アーカイブが守っているのは、古い映画ではない。 日本文化が積み重ねてきた創造の記録そのものなのだ。
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