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打海文三読書マラソン# #
時には懺悔を#
【読書マラソン7日目】(編集者M)
P271~P312「25」まで読了。
新とともに暮らす明野は、罪を犯している。
乳幼児誘拐と、探偵殺しという罪を――。
このまま逮捕されてしまうと、すべての生活において、介助を必要とする新が一人ぼっちになってしまう。
今は新しい家族とともに生活をしている新の母親に子どもを返したい。
必死で説得しようとする佐竹たち。
もはや事件解決のためではない、新のためにみんなが動いている。
だが、交渉では百戦錬磨のウネ子もお手上げ。
聡子のふり絞るような嘆願にも、母親は頷かない。
なぜなら、自分のキャパシティを超えていることがわかっているから。
自分が死を考えたことを忘れていないから。
意志が固く冷徹に見える母親が、癒しがたい傷を抱えていることに、佐竹だけが気づいている――。
そんな中、佐竹と聡子は、飲み屋にいる明野と話すことに。
明野はずっと、自分を監視する視線に気づき、いつか罪が暴れるときがくることを予想しながら、新との日々を重ねていったのだろうなと切ない気持ちになります。
人間って本当に不思議です。
でも生活は、こういうものかもしれないと思います。
生きていくために、目の前のすべきことをしなくてはならない。
明野は新とともに、それをやってきたのだろうと。
そして人生は、手に入れたいもの、切り捨てたものが積み重なっていく。
でもなぜか、いつも「これが足りない」という欠落感がつきまとうのが、物悲しい。
家族も、そんな人間たちが集まって一緒に暮らしているのだから、「幸せ」とか「不幸」という言葉ではひとくくりにはできないのだろうなと思います。
そして、もうラストなのに、明野の一言で、ひとつの事件がぐるりとひっくり返ろうとしていることに驚きます。
ここにきて、衝撃の事実が。