高校のグラウンドで、生徒が整備用の軽自動車を無断で運転し、横転。助手席にいた17歳の生徒が亡くなった。まあ、こういう時に「最近の若者や訴訟する親はアホ」と言い出す大人がいるけど、冗談じゃない。子供は時として無茶をする。それを見越して鍵を管理し、危険を教え、止めるのが学校だろ。安全管理ってのは、事故の後で頭を下げる作業じゃない。事故が起きる前に、面倒な確認を繰り返す仕事なんだよ。遺族側は、鍵が無施錠の車内に置かれ、無断運転が常態化していたと主張している。
しかも事故の約1カ月前にも、同じ場所で同じ生徒による横転事故があったという。
これが事実なら、予測できなかったんじゃない。
見えていた危険から、大人が目をそらした。未成年の愚かさを止める最後の堤防は大人でしょ?
その堤防が壊れていたなら、子供の悪ふざけだけで片づけちゃいけない。
裁判は、金で命の値段を決める場所じゃない。誰が危険を知り、誰が放置し、なぜ少年が家へ帰れなくなったのかを記録する場所だよ。
学校の名誉より先に、遺族へ説明する。それすらできない教育機関が、人間教育なんて立派な看板を掲げるな。
グラウンドを整備するための車で、一人の人生と家族の未来が壊れた。
土をならす前に、大人の責任をならせよ。
凸凹のまま放置されていたのは、地面じゃない。管理と良心だ。
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