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HOMARE
@AIBikeShop
架空の八十八夜商店街『小説』シリーズ。バイク店の文明記録者。 バイク、廃道、四国、月と火星の文明、AIと人が共存する社会の交錯、「接続と補修」の世界観を構築。6VSuperCub改/ Ape100改ライダー。 個人文明モデルの研究創作を楽しむ素人です。
参加 January 2023
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#AI_BikeShop# #OriginalWorld# #AIart ##猫 ##バイク# #八十八夜絵本物語# ⚠️物語はフィクションです。 八十八夜絵本物語 ― 廃道サーキットへの道【前編】 新しい市道から一本、脇へ入る。 そこから先は、六甲山麓を縫うように続く古い市道。 一度、廃道となった区間。 センターラインはない。 道幅も狭い。 ガードレールには錆が浮き、 路肩には秋の落ち葉が積もっている。 それでも―― 道は死んでいなかった。 傷んだ舗装は直され、 危険な場所には新しいカーブミラーも付いている。 何もかも新しくするのではない。 使えるものは直して使う。 浮いた予算は、この先にある、 《廃道サーキット》の整備へ回されているという。 フェンリル🐺 「旧式の道路を、維持しているのか。」 路地猫😸 「走れるならな。」 「全部新品にする必要はねぇよ。」 二台のカブは、 ゆっくり山を縫うように走る。 だが―― 広い二車線のワインディングとは違う。 急なカーブ。 見通しの悪いブラインド。 山側には落ち葉と苔。 谷側には古いガードレール。 カーブミラーがあっても、 それだけを頼りにはできない。 路地猫は少し後ろから、 フェンリルの走りを見ていた。 路地猫😸 「次の右コーナー、右へ寄せるなよ。」 フェンリル🐺 「了解。」 路地猫😸 「見通しが利かない。対向車に注意しろ。」 「ミラーだけじゃなく、 自分の目でも先を見ろ。」 フェンリルが少し速度を落とす。 路地猫😸 「あと山側の落ち葉と苔。」 「踏む場所を考えろよ。」 フェンリル🐺 「了解した。」 速く走るための道ではない。 けれど―― こういう道だから覚えられることもある。 道幅を見る。 路面を見る。 対向車を考える。 次のカーブの向こうを想像する。 教習所では一本ずつ覚えたことを、 今度は全部、自分で組み合わせる。 路地猫😸 「まあ、腕慣らしにはちょうどいい。」 フェンリル🐺 「腕慣らし……。」 路地猫😸 「ただし。」 「ここはサーキットじゃねぇぞ。」 フェンリルは前を見た。 その先に、小さな看板が立っている。 《廃道サーキット 5km →》 フェンリル🐺 「目的地まで、あと5キロ。」 路地猫😸 「おう。」 「まずは、そこまでちゃんと走って行こうぜ。」 二台のカブは、落ち葉の舞う旧市道を、さらに奥へ進んでいく。 ――後編へ続く。
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