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石川香織@逆境が平常運転
@IshikawaKaori11
1984年生まれ。#BS11# 開局メンバー→AD兼 #アナウンサー→##石川知裕# と結婚→#北海道# #十勝# に移住→ #北海道11区# で出馬/衆議院3期/2児の母/国会で #食料安全保障# の大切さを1番訴えきた人/知る人ぞ知る人生いろいろ/前衆議院議員
参加 October 2017
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「家にもう一度帰る」 これが、余命いくばくかを知る夫の最後の望みでした。数日後に迫った野遊会も自力でのは難しいと判断し、病室からオリヒメ(分身ロボット)での参加を検討して準備を進めていました。 私と娘は夫を迎えに行くため病院へ。息子と母は自宅で待ち構えるということになりました。 その日は真夏のような暑い日でした。 夫はこの日のコンディションのために前日はモルヒネを多めに投与。久しぶりにぐっすり眠れたとのことでLINEの文面からも朝から楽しみでたまらないといった様子でした。 病院の玄関から外に出た時、私は思わず「暑い!」と言いましたが、夫は軽く目を閉じて「気持ちいいなー」と言っていたのが印象的でした。 娘は介護タクシーでたわいもない話をして和ませ、息子は暑い中スーパーまで走り、夫のリクエスト通りシャインマスカットを買ってきてくれました。氷をまわりでかため、「遅かったじゃないかよー!」とキンキンに冷えたシャインマスカットがぬるくなるのを心配して何度も氷を替えた様子でした。好物のキャベ太郎も用意されていました。 楽しいひと時を過ごしていると、夫は申し訳なさそうに「予定より早く病院に帰ろうかな。連絡できる?」と私に伝えてきました。魔法がとけはじめたようでした。 結局、予定より少し短い帰宅でしたが、 家族全員、私達なりに夫に対しての精一杯のおもてなしができたと思います。 病院に帰ると緩和ケア病棟の看護師さん達が、無事に過ごせたことを我がことのように喜んで迎えてくれました。 夫はその頃からいつもニコニコしていました。 辛い時期のはずで薬でウトウトすることも多かったですが、その姿はピュアで汚れがなく、神々しくさえ見えるというか、 同じ空間にいる私達とは不思議と違って見えました。 それは、天国に行く準備に入っていたからかもしれません。 出発は4日後に迫っていました。
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