【人間はどうなる?】
鈴木史朗長崎市長
@suzuki46genki が紹介されていた、今日の長崎新聞に掲載された広告です。
原爆の凄まじい熱によって、ガラス瓶が溶けて変形した。その事実を示したうえで、この広告は私たちに問いかけています。
「人間はどうなる?」
ガラスさえ溶かしてしまうほどの熱が、人間の身体に何をもたらしたのか。
81年前、広島と長崎で実際に起きたことを、私たちは決して過去の出来事だけにしてはならないと思います。
今、私は熊本で地震被害の対応にあたっています。今回の地震でも、多くの人々の当たり前の日常が突然失われました。
自然災害によって日常を奪われることが、どれほど辛く、悲しく、苦しいことなのか。被災された皆さんと向き合う中で、改めて痛感しています。
ましてや、人間自身の手によって、人間の命や平穏な日常が奪われることなど、決してあってはならない。絶対にあってはならない。
核兵器については、安全保障や抑止力など様々な議論があります。現在も世界には多くの核兵器が存在し、核抑止に依存する厳しい安全保障環境があります。それが現実です。
しかし私は、核兵器が存在することを前提とした世界を、このまま未来の世代に引き継いではいけないと思います。
核兵器廃絶への道のりがどれほど困難であっても、現実を直視しながら、核兵器のない世界を目指し続ける。その意思を決して手放してはならないと思います。
「人間はどうなる?」
今日8月9日、熊本で地震によって失われた多くの日常に向き合いながら、この問いを一人でも多くの皆さんに考えていただきたいと思います。
長崎を最後の被爆地に。