【AIがカーボン除去市場を拡大へ。データセンター電力需要が新たな需要を創出】
世界のカーボンクレジット市場はまだまだ黎明期でこれから長期で盛り上がっていく。今の世界の市場規模は14億ドル(2,000億円)だが、これが2050年には2680億ドル(39兆円)へ190倍に増加予定となる。この要因が正に「AI」だ。AIのデータセンター電力需要増加によりGHG排出量自体も拡大し、これが企業のカーボン除去クレジットを求める動きが強まるとの予測。
直近では世界最大のCDR購入企業のMicrosoftが新規契約を止めるとの報道がでていたが、これに対してMicrosoftは「CDRプログラムを終了したわけではない」と公式に否定する見解がでている。また、Microsoftに限らなくても、Google、Meta、Amazon、ShopifyはCDRのカーボンクレジット調達を近年強化しているフェーズ。加えて、最近金融機関のJP MorganもDAC含めたCDRの購入に加えて、CDRにつけるファイナンス提供も開始した。引き続き高品質なremovals市場は長期で拡大していくとみている。
・AIデータセンターの電力需要増加により排出量が拡大し企業がカーボン除去クレジットを求める動きが強まると予測されている
・カーボンクレジット市場は現在約14億ドルから2050年に約2,680億ドルへと約200倍に拡大する見通しとなっている
・データセンター電力は2035年に世界需要の最大4.4%に達する可能性がありテック企業の排出増加が市場を押し上げる要因となる
・Microsoft Google Metaはいずれも排出量が50%以上増加しAI成長と排出増の相関が顕在化している
・一方で直接排出削減の進展や投資一時停止により短期的には需要減速も見られ市場拡大には不確実性が残る
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