編集長コラム・伴侶が封じた詩
私が知る祖父は、穏やかでお茶目な人だった。
絵を描くこと、山を歩くことが好き。横浜の祖父母の家に遊びに行くと、大学生の私に「ほら、これ素敵だろ」と、山で拾ってきた石ころをくれた。太極拳の道場では、師匠の指導を無視。独自の舞を繰り出して楽しむ。そんな人だ。
祖父が亡くなった後、祖母から昔語りを聞くようになった。そこには、私の知らない祖父がいた。
祖母は祖父よりも20歳近く年下。満鉄の理事をしていた父、後にイエール大学で博士号を取る兄ら「エリートの家族」で育ったが、20歳そこそこで祖父と出会う。祖母いわく「脱線した」。祖父には、戦前に別れた妻との間にもうけた息子がいて、祖母の親は「苦労する」と反対した。
それでも、「好きになっちゃったんだから仕方がない」。祖母は家を出て、結婚を強行した。
祖母にとって、驚きの連続だった。
同居する祖父の妹が、進駐軍の将校たちを相手に横浜でクラブを営み、家計を支えていた。その妹は、戦時中は上海でクラブのママをしながら、日本軍のスパイとして情報を集めていた。祖母には「お客の米軍の将校に、私がスパイだったことがバレたら大変だから、ヒヤヒヤする」と言った。
大体、祖父が戦前に何をやっていたかがよく分からない。どうやら思想を取り締まる「特高警察」に目をつけられていたらしい。祖父の叔母が、横浜の港から恋人とソ連に亡命した際、祖父が連絡役を務めたことがきっかけだった。
逮捕、勾留された経験もあり、その時のことを祖父は短歌にしている。
あやまちしとは思はねど鉄窓のある室に入れられればかなし
負けるかと歯噛みしあれど鉄の扉に鍵かける音が身に沁みにけり
吾が智慧に思ひあまりて堪えるなしつめたき壁に指触れてみる
指触ればしみじみ寒し留置場の壁隣りの室におんなの声する
吾がためにひとりの母は髪切りて二月の夜半をお百度踏み給ふ
天地のめぐみをうけしうしし世にここだ鉄窓を仰ぎつなくも
耐えてきし男の涙こらへられず母にだきつきて声をあげて泣く
▽「総てが自分の滅びる姿を賭けている」
戦後も祖父は、権力に対する反抗心を持ち続け、出版の仕事を手掛けていた。作家相手に「信念を曲げてまでカネになる作品を書いて恥ずかしくないのか」とけんかばかり。「信念を曲げるくらいなら飢え死にした方がましだ」とまで言った。
だが祖母は構わなかった。むしろ、そういうところに惚れていた。自分が洋裁の仕事で家計を支えるから、嫌な思いをしてまで働かなくてもいいと伝えた。実際、祖母が一家の食い扶持を稼ぎ続けた。私が「おじいちゃんは恵まれ過ぎだな」と羨ましがると、祖母は「金銭的な支えがあるより、心の支えがあった方がいい」と言っていた。
ただ祖母は、共に人生を歩むのに当たり、一つだけ条件を出した。
それは、詩を書くのはやめるということだった。
祖父は詩作をライフワークとしており、戦後も自分が編集・発行人となって『第一書』という詩集を、詩人仲間と共に出版していた。1951年の『第一書』では、「火花の匂い」という詩を発表している。
無慈悲な倦怠と悔恨家たちのために
腐った階段を降りる救世者
酔いどれた最高の地図の前で
人間の乾いた心は火のように息苦しく
白鳥の背に乗った明徹な像は
ふたたびこの湖上には還らない
貧しい者は貧しさのまま
傷は傷のまま
権力は王座に眠ったまま
白い紙の鏡はうつろな眼の中で
力学の陰惨な壁に汚される
痛ましい渇望と拙棄と灰の底で
冷酷な火薬に嘯き
ああ
総てが自分の滅びる姿を賭けている
祖母は祖父の詩に「気が滅入る」と感じた。自分と暮らすならば、詩を書くのだけはやめてほしいと願った。
伴侶からの願いを受け入れ、祖父は詩作を封じた。
▽「お前との暮らしがあるだけだ」
1枚の写真がある。祖父母が羽田空港で写した写真だ。戦後しばらくは同居していた祖父の妹は、クラブに来ていた進駐軍の米国人と結婚して渡米。祖父母の家に遊びに来ていた妹が、米国へ戻る際に羽田空港まで見送った。その際に撮影した祖父母のツーショットだ。写真には祖父の言葉が添えられている。
「愛という言葉は知らない。お前との暮らしがあるだけだ」
祖父が亡くなった直後には、祖母の元に手紙が届いた。祖母は「お化けかと思った」とおどけていたが、ふたりが筑波万博へ出かけた際、10年後に届く手紙として祖父が祖母あてに投函したものだった。手紙は「僕はもうこの世にいないだろう。淋しくないかい」で始まり、「僕は君と一緒になれて本当に幸せだった。ありがとう」と感謝の言葉が綴られていた。
詩作を封じ、愛する人との暮らしを第一に人生を送る。覚悟ある祖父の決断であり、それを最後まで貫いたのは立派だと思う。
しかし同時に、「今の時代を祖父があの世から見たらどう感じるだろう」と思う。政治権力は好き勝手に振る舞い、弱い立場の人が苦しんでいる。戦争の足音が近づいている。権力に抗する表現活動をやめたことを、祖父は後悔していないだろうか。
1949年1月に発行された『第一書』の編集後記で、祖父はこう綴っている。
「前途には希望的な何ものをも見いだし得ないが、この絶望は、人類そのものへの絶望ではない。人為的なからくりに対する憤怒であり、闘魂である。広島、長崎のむごさは、人間に共通する原罪であり、悲哀である。反省である」
「僕らは個の平和を求め得られないことを知っている。僕らの可能は、全人類への信頼と愛情である。戦争がどこで起ころうがそれは僕らを放ってはおかないであろう」
祖母は生前、私に「おじいちゃんに似ている」と言っていた。
だが私は、ペンを手放さない。書き続ける。
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Tansaが国を提訴した「国葬文書隠蔽裁判」の証人尋問が、8月21日と24日に東京地裁で開かれます。
行政文書の開示を求める裁判で、官僚が出廷するのは極めて珍しいケースです。
人々の「知る権利」を守るために尽力してきた自由人権協会(
@JCLUsecretariat )の弁護士たちが、質問に立ちます。
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日本YWCA機関誌2026年8月号「戦争のリアル」に、記事掲載
日本YWCAの機関誌8月号『戦争のリアル』に、シリーズ「イマジン 戦争をさせないために」で報じている、熊本・健軍での長射程ミサイル配備に関する記事が掲載されました。
オンラインからもお読みいただけます。
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8月21日と24日は、Tansaが国を提訴した「国葬文書隠蔽裁判」の証人尋問です。
情報公開訴訟で、官僚が証人尋問されるのは異例です。
国葬の協議文書について「記録を取っていないか廃棄した」などと主張してきた国側ですが、証人尋問では何を語るのか。
ご注目を。
#ないわけないだろ国葬文書
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国葬実施を協議した官僚4人への証人尋問、8月21日と24日に東京地裁で
Tansaが国を提訴した「国葬文書隠蔽裁判」で、協議に参加した官邸側・内閣法制局の官僚への証人尋問があります。
24日の報告会(配信あり)も合わせ、ぜひお越しください。
#ないわけないだろ国葬文書
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編集長コラム・防衛記者会は退去、解散を
Tansaは7月25日、以下の見出しで記事を出した。
【文書入手】陸自・現地情報隊が、市民の「愛国心」など思想調査/小泉防衛大臣に問う、どこが「不適切ではない」のか
熊本日日新聞の7月22日のスクープに対し、小泉進次郎大臣が7月24日の記者会見で「不適切な活動は確認されていない」と発言した。Tansaは現地情報隊の内部文書を入手し、小泉大臣の矛盾を突いた。
防衛大臣の記者会見は毎週火曜と金曜日、閣議の後に定例で開かれる。7月28日の記者会見でも、現地情報隊が俎上にあがった。
記者会見の議事録と動画は、防衛省のホームページで見られる。小泉大臣と「防衛記者会」の記者たちとのやり取りは、茶番そのものだった。防衛記者会は記者クラブで、新聞社やテレビ局の記者で構成する。
切り出したのは、熊本日日新聞のナカオ記者だ。
「熊日新聞の取材では、隊員が身分を隠して対象者に接触する人的情報収集活動が部隊内で承認されていたとみられることが明らかになっています。小泉大臣は前回の閣議後会見で、対外情報部門の活動は防衛省設置法に基づくものであり、不適切な活動は確認されていないと述べられました。自衛隊員が身分を隠して、秘密裏に民間人の私的な内容を調査することは適切な情報活動と言えるのでしょうか。活動が確認されていないとして回答を控える場合には、一般論として、こうした手法が適切と考えるか、不適切と考えるかも含めてお尋ねします」
小泉大臣が答える。
「陸上自衛隊中央情報隊の対外情報部門の隊員が、自らの身分を偽って情報収集を行ったとの事実は確認されておりません。その上で、報道の前提とされている文書については、防衛省・自衛隊が公表したものではなく、その出所や真正性を確認できていないため、当該文書の内容を前提としたお答えは差し控えます。したがって、御指摘のような身分を秘匿した接触が行われていたとの前提で、その適否についてお答えすることは困難であります」
小泉大臣は「事実は確認されていない」、「文書の出所や真正性を確認できていない」と言う。「されていない」「できていない」という表現は曖昧だ。結局防衛省は、現地情報隊に事実確認をしたのか、途中なのか、それともしていないのか。確認したなら現地情報隊は何と説明しているのか、途中ならいつまでに確認を終えるのか、確認していないのなら確認しない理由は何か。ナカオ記者は追及しなければならない。
だがそれ以上、ナカオ記者は質問しなかった。これでは熊本日日新聞がせっかく意義あるスクープを出しても、防衛省の見解を追認したことになる。実際、この日の記者会見について熊本日日新聞は「陸自 身分偽り情報収集活動 防衛相『事実、確認されない』」という記事を出した。小泉大臣の言い分をそのまま掲載している。
本来なら社説で猛然と小泉大臣を批判し、熊本日日新聞を挙げて闘う姿勢を示すべきだ。報道機関として、あまりに弱い。権力は甘くない。スクープを出しても、防衛省が否定してくることは予想できたはずだ。
▽テレビ朝日記者の言語道断な質問
熊本日日新聞の次は、テレビ朝日のモリ記者。私は心底驚き、腹が立った。
「関連でお尋ねします。自衛隊法第59条ですとか、また、国家公務員法第100条1項では、隊員や職員は職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならないと規定されています。今回の一連の報道の中で、この元自衛隊員の告発は違法に当たるとお考えでしょうか。違法であると考える場合に、捜査機関に相談の上、対応することは考えているのか、現時点の対応方針をうかがいます」
ジャーナリストと報道機関は、絶対に情報源を守らなければならない。大原則だ。そうでないと権力の不正は明らかにできない。古今東西のジャーナリストは、それこそ命をかけてこの原則を守ってきた。日常の取材活動でも、国家公務員から秘密の情報を得る努力なしでは、権力監視の役割を果たせない。
公益通報者保護法でも、通報を理由とした不利益な取り扱いを禁止している。
それにもかかわらず、テレビ朝日のモリ記者は「熊本日日新聞の情報源を特定し、処罰しないのか。捜査機関には相談しないのか」と小泉大臣に問うている。言語道断だ。発想が権力者であり、防衛省と一心同体になっているとしか思えない。
小泉大臣は質問に対し「報道で言及されている文書については、防衛省・自衛隊が公表したものではなく、その出所や真正性も確認できていないことから、当該文書を前提とした御質問については、お答えすることは差し控えます」と答えた。
私なら「文書の真正性が確認されても、まさか処罰のために捜査しませんよね」と聞き、言質を取るために食い下がる。だがテレビ朝日のモリ記者も他の記者も、それ以上は質問せず次の話題に移った。
▽「ドラマは好きですけどね」
記者会見の最後はTBSのワタナベ記者からだった。
「TBSが現在放送中のドラマ『VIVANT』に関連して伺います。作品内では陸上自衛隊の秘密情報部隊『別班』と呼ばれる組織を中心にストーリーが描かれています。政府は過去には、こういった別班と呼ばれる組織を存在しないとしている一方でですね、石破前総理などは、あるとも言えないとした上で、そういう組織はあるべきと必要性についても言及しています。改めてですけれども、こうした『別班』ないし、これに準じる組織は自衛隊内に存在するのでしょうか。先ほどもちょっと質問でもありましたけれども、その上で、諜報や情報を専門とする部隊の必要性もあわせて大臣はどのようにお考えになられているか教えてください」
小泉大臣の回答。
「御指摘の諜報・情報を専門とする部隊などの人的情報収集能力の強化は、防衛省を含む政府全体の課題であると認識しています。防衛省としては、引き続き関係省庁と連携しつつ、人的情報を含む情報機能の強化に取り組んでまいります。その上で、今、御指摘の陸上自衛隊の『別班』といったような組織は、これまで存在しておらず、また現在も存在していません。ドラマは好きですけどね」
記者会見で回答する際、小泉大臣はずっと手元の原稿を読み上げていた。事前に記者から集めた質問に、防衛省の官僚が回答を用意していたということだ。
唯一、原稿を読まなかったのは、TBSのワタナベ記者への回答の最後の一言。
「ドラマは好きですけどね」
▽陸軍省記者クラブの再来
記者会見でのやり取りを、「ダメな人たちだねー」で笑って済ませるわけにはいかない。自衛隊は最大の実力組織だ。暴走を止めなければならないのに、歯止めになるどころか、防衛記者会が後押しする役割を果たしてしまうからだ。
先例がある。陸軍省の記者クラブについて、2015年12月2日付の朝日新聞「戦後70年 戦争と新聞/なぜ戦争協力の道へ」が興味深いエピソードを紹介している。
1931年9月18日、満州に駐留する陸軍の「関東軍」が自ら鉄道を爆破。「中国兵の仕業だ」とデマを流し、軍事行動に出た。満州事変の始まりだ。若槻礼次郎内閣は「不拡大方針」を閣議決定したものの、9月21日、今度は朝鮮に駐留する陸軍の「朝鮮軍」が独断で満州へと兵を向かわせる。朝鮮と中国の国境を流れる川、鴨緑江を越境した。
慌てたのは東京の陸軍中央だ。現地部隊による独断は、天皇が軍を指揮する「統帥権」を侵すことになるからだ。報道各社にどのように説明したらいいのか――。
朝鮮軍が鴨緑江を越境した9月21日、東京の陸軍省記者クラブに、各社の担当記者が集まった。対応したのは陸軍省新聞班の谷萩那華雄大尉。谷萩大尉は、陸軍の「戦闘綱要」では現場指揮官の独断を認めていると説明して切り抜けた。だが戦闘綱要は、天皇の統帥権を侵して軍が勝手に外国に出動することまでは容認していない。谷萩大尉による「とっさの思いつき」だった。
翌日の9月22日、読売、報知、時事新報は、陸軍が朝鮮軍の越境を戦闘綱要で説明しているとの趣旨の記事を掲載。東京朝日、大阪朝日、東京日日、大阪毎日、国民新聞は戦闘綱要に触れなかったが、独断越境を批判することもなかった。閣議と天皇はこの日、朝鮮軍派兵を追認した。
谷萩大尉は後にこの時のことを振り返っている。
「当意即妙の理由を各新聞は大きく取り扱ってくれたので、なるほど軍隊にはこんなもの(戦闘綱要)があったのかと、世論は沈静に帰し問題も解消してしまった」
陸軍省の記者クラブには当時、新聞社と通信社の51人が所属していたが、陸軍省と癒着していた。新聞班に勤務していた神庭清の『長い手紙』によると、日中戦争の最中の1938年には、陸軍側5人と記者20人が熱海に懇親旅行に出かけた。陸軍次官だった東条英機はその旅行にカンパした。
1945年8月15日に日本は破滅したが、陸軍省記者クラブの面々が1931年に谷萩大尉による嘘をそのまま報道せず、満州事変の拡大を批判していたら、その後の展開は変わっていたかもしれない。
防衛記者会は、1931年当時と同じことを繰り返していると思う。谷萩大尉は陸軍省の記者クラブへの自分の嘘で「世論は沈静に帰し問題も解消」と言ったが、防衛記者会も小泉大臣が「陸自の現地情報隊に問題点はない」と世論を欺くのに利用されている。各社一斉に小泉大臣の弁を無批判に報じて火消し役を担った。
日本社会が「防衛記者会の報道がなければ、こんな無惨な結果にはならなかった」と後悔してからでは遅い。戦前と同じ過ちを犯さないために、防衛記者会は退去し、解散するべきだ。当人たちの自覚よりも、その職責ははるかに重い。
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編集長コラム・防衛記者会は退去、解散を
Tansaは7月25日、以下の見出しで記事を出した。
【文書入手】陸自・現地情報隊が、市民の「愛国心」など思想調査/小泉防衛大臣に問う、どこが「不適切ではない」のか
熊本日日新聞の7月22日のスクープに対し、小泉進次郎大臣が7月24日の記者会見で「不適切な活動は確認されていない」と発言した。Tansaは現地情報隊の内部文書を入手し、小泉大臣の矛盾を突いた。
防衛大臣の記者会見は毎週火曜と金曜日、閣議の後に定例で開かれる。7月28日の記者会見でも、現地情報隊が俎上にあがった。
記者会見の議事録と動画は、防衛省のホームページで見られる。小泉大臣と「防衛記者会」の記者たちとのやり取りは、茶番そのものだった。防衛記者会は記者クラブで、新聞社やテレビ局の記者で構成する。
切り出したのは、熊本日日新聞のナカオ記者だ。
「熊日新聞の取材では、隊員が身分を隠して対象者に接触する人的情報収集活動が部隊内で承認されていたとみられることが明らかになっています。小泉大臣は前回の閣議後会見で、対外情報部門の活動は防衛省設置法に基づくものであり、不適切な活動は確認されていないと述べられました。自衛隊員が身分を隠して、秘密裏に民間人の私的な内容を調査することは適切な情報活動と言えるのでしょうか。活動が確認されていないとして回答を控える場合には、一般論として、こうした手法が適切と考えるか、不適切と考えるかも含めてお尋ねします」
小泉大臣が答える。
「陸上自衛隊中央情報隊の対外情報部門の隊員が、自らの身分を偽って情報収集を行ったとの事実は確認されておりません。その上で、報道の前提とされている文書については、防衛省・自衛隊が公表したものではなく、その出所や真正性を確認できていないため、当該文書の内容を前提としたお答えは差し控えます。したがって、御指摘のような身分を秘匿した接触が行われていたとの前提で、その適否についてお答えすることは困難であります」
小泉大臣は「事実は確認されていない」、「文書の出所や真正性を確認できていない」と言う。「されていない」「できていない」という表現は曖昧だ。結局防衛省は、現地情報隊に事実確認をしたのか、途中なのか、それともしていないのか。確認したなら現地情報隊は何と説明しているのか、途中ならいつまでに確認を終えるのか、確認していないのなら確認しない理由は何か。ナカオ記者は追及しなければならない。
だがそれ以上、ナカオ記者は質問しなかった。これでは熊本日日新聞がせっかく意義あるスクープを出しても、防衛省の見解を追認したことになる。実際、この日の記者会見について熊本日日新聞は「陸自 身分偽り情報収集活動 防衛相『事実、確認されない』」という記事を出した。小泉大臣の言い分をそのまま掲載している。
本来なら社説で猛然と小泉大臣を批判し、熊本日日新聞を挙げて闘う姿勢を示すべきだ。報道機関として、あまりに弱い。権力は甘くない。スクープを出しても、防衛省が否定してくることは予想できたはずだ。
▽テレビ朝日記者の言語道断な質問
熊本日日新聞の次は、テレビ朝日のモリ記者。私は心底驚き、腹が立った。
「関連でお尋ねします。自衛隊法第59条ですとか、また、国家公務員法第100条1項では、隊員や職員は職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならないと規定されています。今回の一連の報道の中で、この元自衛隊員の告発は違法に当たるとお考えでしょうか。違法であると考える場合に、捜査機関に相談の上、対応することは考えているのか、現時点の対応方針をうかがいます」
ジャーナリストと報道機関は、絶対に情報源を守らなければならない。大原則だ。そうでないと権力の不正は明らかにできない。古今東西のジャーナリストは、それこそ命をかけてこの原則を守ってきた。日常の取材活動でも、国家公務員から秘密の情報を得る努力なしでは、権力監視の役割を果たせない。
公益通報者保護法でも、通報を理由とした不利益な取り扱いを禁止している。
それにもかかわらず、テレビ朝日のモリ記者は「熊本日日新聞の情報源を特定し、処罰しないのか。捜査機関には相談しないのか」と小泉大臣に問うている。言語道断だ。発想が権力者であり、防衛省と一心同体になっているとしか思えない。
小泉大臣は質問に対し「報道で言及されている文書については、防衛省・自衛隊が公表したものではなく、その出所や真正性も確認できていないことから、当該文書を前提とした御質問については、お答えすることは差し控えます」と答えた。
私なら「文書の真正性が確認されても、まさか処罰のために捜査しませんよね」と聞き、言質を取るために食い下がる。だがテレビ朝日のモリ記者も他の記者も、それ以上は質問せず次の話題に移った。
▽「ドラマは好きですけどね」
記者会見の最後はTBSのワタナベ記者からだった。
「TBSが現在放送中のドラマ『VIVANT』に関連して伺います。作品内では陸上自衛隊の秘密情報部隊『別班』と呼ばれる組織を中心にストーリーが描かれています。政府は過去には、こういった別班と呼ばれる組織を存在しないとしている一方でですね、石破前総理などは、あるとも言えないとした上で、そういう組織はあるべきと必要性についても言及しています。改めてですけれども、こうした『別班』ないし、これに準じる組織は自衛隊内に存在するのでしょうか。先ほどもちょっと質問でもありましたけれども、その上で、諜報や情報を専門とする部隊の必要性もあわせて大臣はどのようにお考えになられているか教えてください」
小泉大臣の回答。
「御指摘の諜報・情報を専門とする部隊などの人的情報収集能力の強化は、防衛省を含む政府全体の課題であると認識しています。防衛省としては、引き続き関係省庁と連携しつつ、人的情報を含む情報機能の強化に取り組んでまいります。その上で、今、御指摘の陸上自衛隊の『別班』といったような組織は、これまで存在しておらず、また現在も存在していません。ドラマは好きですけどね」
記者会見で回答する際、小泉大臣はずっと手元の原稿を読み上げていた。事前に記者から集めた質問に、防衛省の官僚が回答を用意していたということだ。
唯一、原稿を読まなかったのは、TBSのワタナベ記者への回答の最後の一言。
「ドラマは好きですけどね」
▽陸軍省記者クラブの再来
記者会見でのやり取りを、「ダメな人たちだねー」で笑って済ませるわけにはいかない。自衛隊は最大の実力組織だ。暴走を止めなければならないのに、歯止めになるどころか、防衛記者会が後押しする役割を果たしてしまうからだ。
先例がある。陸軍省の記者クラブについて、2015年12月2日付の朝日新聞「戦後70年 戦争と新聞/なぜ戦争協力の道へ」が興味深いエピソードを紹介している。
1931年9月18日、満州に駐留する陸軍の「関東軍」が自ら鉄道を爆破。「中国兵の仕業だ」とデマを流し、軍事行動に出た。満州事変の始まりだ。若槻礼次郎内閣は「不拡大方針」を閣議決定したものの、9月21日、今度は朝鮮に駐留する陸軍の「朝鮮軍」が独断で満州へと兵を向かわせる。朝鮮と中国の国境を流れる川、鴨緑江を越境した。
慌てたのは東京の陸軍中央だ。現地部隊による独断は、天皇が軍を指揮する「統帥権」を侵すことになるからだ。報道各社にどのように説明したらいいのか――。
朝鮮軍が鴨緑江を越境した9月21日、東京の陸軍省記者クラブに、各社の担当記者が集まった。対応したのは陸軍省新聞班の谷萩那華雄大尉。谷萩大尉は、陸軍の「戦闘綱要」では現場指揮官の独断を認めていると説明して切り抜けた。だが戦闘綱要は、天皇の統帥権を侵して軍が勝手に外国に出動することまでは容認していない。谷萩大尉による「とっさの思いつき」だった。
翌日の9月22日、読売、報知、時事新報は、陸軍が朝鮮軍の越境を戦闘綱要で説明しているとの趣旨の記事を掲載。東京朝日、大阪朝日、東京日日、大阪毎日、国民新聞は戦闘綱要に触れなかったが、独断越境を批判することもなかった。閣議と天皇はこの日、朝鮮軍派兵を追認した。
谷萩大尉は後にこの時のことを振り返っている。
「当意即妙の理由を各新聞は大きく取り扱ってくれたので、なるほど軍隊にはこんなもの(戦闘綱要)があったのかと、世論は沈静に帰し問題も解消してしまった」
陸軍省の記者クラブには当時、新聞社と通信社の51人が所属していたが、陸軍省と癒着していた。新聞班に勤務していた神庭清の『長い手紙』によると、日中戦争の最中の1938年には、陸軍側5人と記者20人が熱海に懇親旅行に出かけた。陸軍次官だった東条英機はその旅行にカンパした。
1945年8月15日に日本は破滅したが、陸軍省記者クラブの面々が1931年に谷萩大尉による嘘をそのまま報道せず、満州事変の拡大を批判していたら、その後の展開は変わっていたかもしれない。
防衛記者会は、1931年当時と同じことを繰り返していると思う。谷萩大尉は陸軍省の記者クラブへの自分の嘘で「世論は沈静に帰し問題も解消」と言ったが、防衛記者会も小泉大臣が「陸自の現地情報隊に問題点はない」と世論を欺くのに利用されている。各社一斉に小泉大臣の弁を無批判に報じて火消し役を担った。
日本社会が「防衛記者会の報道がなければ、こんな無惨な結果にはならなかった」と後悔してからでは遅い。戦前と同じ過ちを犯さないために、防衛記者会は退去し、解散するべきだ。当人たちの自覚よりも、その職責ははるかに重い。
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Tansaは7月25日、以下の見出しで記事を出した。
【文書入手】陸自・現地情報隊が、市民の「愛国心」など思想調査/小泉防衛大臣に問う、どこが「不適切ではない」のか
熊本日日新聞の7月22日のスクープに対し、小泉進次郎大臣が7月24日の記者会見で「不適切な活動は確認されていない」と発言した。Tansaは現地情報隊の内部文書を入手し、小泉大臣の矛盾を突いた。
防衛大臣の記者会見は毎週火曜と金曜日、閣議の後に定例で開かれる。7月28日の記者会見でも、現地情報隊が俎上にあがった。
記者会見の議事録と動画は、防衛省のホームページで見られる。小泉大臣と「防衛記者会」の記者たちとのやり取りは、茶番そのものだった。防衛記者会は記者クラブで、新聞社やテレビ局の記者で構成する。
切り出したのは、熊本日日新聞のナカオ記者だ。
「熊日新聞の取材では、隊員が身分を隠して対象者に接触する人的情報収集活動が部隊内で承認されていたとみられることが明らかになっています。小泉大臣は前回の閣議後会見で、対外情報部門の活動は防衛省設置法に基づくものであり、不適切な活動は確認されていないと述べられました。自衛隊員が身分を隠して、秘密裏に民間人の私的な内容を調査することは適切な情報活動と言えるのでしょうか。活動が確認されていないとして回答を控える場合には、一般論として、こうした手法が適切と考えるか、不適切と考えるかも含めてお尋ねします」
小泉大臣が答える。
「陸上自衛隊中央情報隊の対外情報部門の隊員が、自らの身分を偽って情報収集を行ったとの事実は確認されておりません。その上で、報道の前提とされている文書については、防衛省・自衛隊が公表したものではなく、その出所や真正性を確認できていないため、当該文書の内容を前提としたお答えは差し控えます。したがって、御指摘のような身分を秘匿した接触が行われていたとの前提で、その適否についてお答えすることは困難であります」
小泉大臣は「事実は確認されていない」、「文書の出所や真正性を確認できていない」と言う。「されていない」「できていない」という表現は曖昧だ。結局防衛省は、現地情報隊に事実確認をしたのか、途中なのか、それともしていないのか。確認したなら現地情報隊は何と説明しているのか、途中ならいつまでに確認を終えるのか、確認していないのなら確認しない理由は何か。ナカオ記者は追及しなければならない。
だがそれ以上、ナカオ記者は質問しなかった。これでは熊本日日新聞がせっかく意義あるスクープを出しても、防衛省の見解を追認したことになる。実際、この日の記者会見について熊本日日新聞は「陸自 身分偽り情報収集活動 防衛相『事実、確認されない』」という記事を出した。小泉大臣の言い分をそのまま掲載している。
本来なら社説で猛然と小泉大臣を批判し、熊本日日新聞を挙げて闘う姿勢を示すべきだ。報道機関として、あまりに弱い。権力は甘くない。スクープを出しても、防衛省が否定してくることは予想できたはずだ。
▽テレビ朝日記者の言語道断な質問
熊本日日新聞の次は、テレビ朝日のモリ記者。私は心底驚き、腹が立った。
「関連でお尋ねします。自衛隊法第59条ですとか、また、国家公務員法第100条1項では、隊員や職員は職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならないと規定されています。今回の一連の報道の中で、この元自衛隊員の告発は違法に当たるとお考えでしょうか。違法であると考える場合に、捜査機関に相談の上、対応することは考えているのか、現時点の対応方針をうかがいます」
ジャーナリストと報道機関は、絶対に情報源を守らなければならない。大原則だ。そうでないと権力の不正は明らかにできない。古今東西のジャーナリストは、それこそ命をかけてこの原則を守ってきた。日常の取材活動でも、国家公務員から秘密の情報を得る努力なしでは、権力監視の役割を果たせない。
公益通報者保護法でも、通報を理由とした不利益な取り扱いを禁止している。
それにもかかわらず、テレビ朝日のモリ記者は「熊本日日新聞の情報源を特定し、処罰しないのか。捜査機関には相談しないのか」と小泉大臣に問うている。言語道断だ。発想が権力者であり、防衛省と一心同体になっているとしか思えない。
小泉大臣は質問に対し「報道で言及されている文書については、防衛省・自衛隊が公表したものではなく、その出所や真正性も確認できていないことから、当該文書を前提とした御質問については、お答えすることは差し控えます」と答えた。
私なら「文書の真正性が確認されても、まさか処罰のために捜査しませんよね」と聞き、言質を取るために食い下がる。だがテレビ朝日のモリ記者も他の記者も、それ以上は質問せず次の話題に移った。
▽「ドラマは好きですけどね」
記者会見の最後はTBSのワタナベ記者からだった。
「TBSが現在放送中のドラマ『VIVANT』に関連して伺います。作品内では陸上自衛隊の秘密情報部隊『別班』と呼ばれる組織を中心にストーリーが描かれています。政府は過去には、こういった別班と呼ばれる組織を存在しないとしている一方でですね、石破前総理などは、あるとも言えないとした上で、そういう組織はあるべきと必要性についても言及しています。改めてですけれども、こうした『別班』ないし、これに準じる組織は自衛隊内に存在するのでしょうか。先ほどもちょっと質問でもありましたけれども、その上で、諜報や情報を専門とする部隊の必要性もあわせて大臣はどのようにお考えになられているか教えてください」
小泉大臣の回答。
「御指摘の諜報・情報を専門とする部隊などの人的情報収集能力の強化は、防衛省を含む政府全体の課題であると認識しています。防衛省としては、引き続き関係省庁と連携しつつ、人的情報を含む情報機能の強化に取り組んでまいります。その上で、今、御指摘の陸上自衛隊の『別班』といったような組織は、これまで存在しておらず、また現在も存在していません。ドラマは好きですけどね」
記者会見で回答する際、小泉大臣はずっと手元の原稿を読み上げていた。事前に記者から集めた質問に、防衛省の官僚が回答を用意していたということだ。
唯一、原稿を読まなかったのは、TBSのワタナベ記者への回答の最後の一言。
「ドラマは好きですけどね」
▽陸軍省記者クラブの再来
記者会見でのやり取りを、「ダメな人たちだねー」で笑って済ませるわけにはいかない。自衛隊は最大の実力組織だ。暴走を止めなければならないのに、歯止めになるどころか、防衛記者会が後押しする役割を果たしてしまうからだ。
先例がある。陸軍省の記者クラブについて、2015年12月2日付の朝日新聞「戦後70年 戦争と新聞/なぜ戦争協力の道へ」が興味深いエピソードを紹介している。
1931年9月18日、満州に駐留する陸軍の「関東軍」が自ら鉄道を爆破。「中国兵の仕業だ」とデマを流し、軍事行動に出た。満州事変の始まりだ。若槻礼次郎内閣は「不拡大方針」を閣議決定したものの、9月21日、今度は朝鮮に駐留する陸軍の「朝鮮軍」が独断で満州へと兵を向かわせる。朝鮮と中国の国境を流れる川、鴨緑江を越境した。
慌てたのは東京の陸軍中央だ。現地部隊による独断は、天皇が軍を指揮する「統帥権」を侵すことになるからだ。報道各社にどのように説明したらいいのか――。
朝鮮軍が鴨緑江を越境した9月21日、東京の陸軍省記者クラブに、各社の担当記者が集まった。対応したのは陸軍省新聞班の谷萩那華雄大尉。谷萩大尉は、陸軍の「戦闘綱要」では現場指揮官の独断を認めていると説明して切り抜けた。だが戦闘綱要は、天皇の統帥権を侵して軍が勝手に外国に出動することまでは容認していない。谷萩大尉による「とっさの思いつき」だった。
翌日の9月22日、読売、報知、時事新報は、陸軍が朝鮮軍の越境を戦闘綱要で説明しているとの趣旨の記事を掲載。東京朝日、大阪朝日、東京日日、大阪毎日、国民新聞は戦闘綱要に触れなかったが、独断越境を批判することもなかった。閣議と天皇はこの日、朝鮮軍派兵を追認した。
谷萩大尉は後にこの時のことを振り返っている。
「当意即妙の理由を各新聞は大きく取り扱ってくれたので、なるほど軍隊にはこんなもの(戦闘綱要)があったのかと、世論は沈静に帰し問題も解消してしまった」
陸軍省の記者クラブには当時、新聞社と通信社の51人が所属していたが、陸軍省と癒着していた。新聞班に勤務していた神庭清の『長い手紙』によると、日中戦争の最中の1938年には、陸軍側5人と記者20人が熱海に懇親旅行に出かけた。陸軍次官だった東条英機はその旅行にカンパした。
1945年8月15日に日本は破滅したが、陸軍省記者クラブの面々が1931年に谷萩大尉による嘘をそのまま報道せず、満州事変の拡大を批判していたら、その後の展開は変わっていたかもしれない。
防衛記者会は、1931年当時と同じことを繰り返していると思う。谷萩大尉は陸軍省の記者クラブへの自分の嘘で「世論は沈静に帰し問題も解消」と言ったが、防衛記者会も小泉大臣が「陸自の現地情報隊に問題点はない」と世論を欺くのに利用されている。各社一斉に小泉大臣の弁を無批判に報じて火消し役を担った。
日本社会が「防衛記者会の報道がなければ、こんな無惨な結果にはならなかった」と後悔してからでは遅い。戦前と同じ過ちを犯さないために、防衛記者会は退去し、解散するべきだ。当人たちの自覚よりも、その職責ははるかに重い。
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東日本大震災の復興予算1270億円が防衛費へ/「有事での作戦部隊展開」「ゲリラへの対応」「施設改修」
2011年度から2015年度にかけ、東日本大震災の復興予算1270億円超が、装甲車の購入などの防衛費に使われていました。
2022年に公開したTansa(
@Tansa_jp )のスクープです。
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※お知らせ
本日予定していた連載「イマジン 健軍から」の記事公開は、九州地方での地震の状況を鑑み延期します。
被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。どうか安全確保を最優先にお過ごしください。
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内部告発者に対し、他の社員に情報を伝えれば「厳正に対処する」と言うヤクルトの人事部。脅しでしょうか?
「内部告発者 ヤクルトが潰した社員」の5回目です。
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ヤクルト本社・人事部の牽制、他の社員に情報伝えれば「厳正に対処する」 工場の問題を内部告発後に(5)
パワハラの横行、虫の混入――。台湾ヤクルトに赴任した社員は工場の問題を内部告発しますが、うつ病になり帰国。
その後の日本本社・人事部の対応に驚愕します。
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記事内では、陸自・現地情報隊の調査対象者となった、あるNPO法人代表の例を詳報しています。
資料には「(NPO法人代表の)事業の考え方等に(隊員が)同調すると非常に喜んでおり、次回も飲みたいとの発言を得たことから、関係は深化したものと思料する」などと、生々しい内容が記されています。
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(読まれています)【文書入手】陸自・現地情報隊が市民の「愛国心」など思想調査/小泉防衛大臣に問う、どこが「不適切ではない」のか
Tansaは陸自・現地情報隊の内部文書を入手。
テンプレート化された報告書の調査項目には「性的嗜好」「思想傾向」などが並びます。
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【文書入手】陸自・現地情報隊が市民の「愛国心」など思想調査/小泉防衛大臣に問う、どこが「不適切ではない」のか
熊本日日新聞が報じた、陸自による市民の情報調査の問題で、Tansaも部隊の内部文書を入手。
文書から見えたのは「文民統制」を逸脱した自衛隊の姿でした。
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陸自・現地情報隊による市民の「思想調査」の問題で、Tansaも内部文書を入手しました。
調査項目には「性的嗜好」「愛国心」「思想傾向」などが並びます。
まるで特高警察です。
報道機関や市民の皆さん、一致団結しましょう。ここで食い止めねば本当に戦前に戻ります。
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Tansaも陸自中央情報部「現地情報隊」の内部文書を入手しました。
小泉防衛大臣の「不適切な活動は確認していない」という言葉がいかに、欺瞞に満ちているか。詳報しましたのでぜひご一読ください。
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【文書入手】陸自・現地情報隊が、市民の「愛国心」など思想調査/小泉防衛大臣に問う、どこが「不適切ではない」のか
熊本日日新聞がスクープした陸自の思想調査について、Tansaでも文書を入手し精査しました。第三者による調査や対象者への通告など、徹底的な対応が必要です
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【文書入手】陸自・現地情報隊が市民の「愛国心」など思想調査/小泉防衛大臣に問う、どこが「不適切ではない」のか
熊本日日新聞が報じた、陸自による市民の情報調査の問題で、Tansaも部隊の内部文書を入手。
文書から見えたのは「文民統制」を逸脱した自衛隊の姿でした。
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シリーズ「デジタルと性暴力」では、学校で起きている被害の実態を報じた上で、当事者、専門家、読者と一緒に、被害と加害を防ぐ方法を考える記事を連載します。学校にまつわるデジタル性暴力の情報も募っています。生徒間の性暴力、教師からの盗撮、それに関する対応などの情報をお寄せください。
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