相続税対策で買った不動産、
2027年から評価が変わるかもしれません。
「相続税対策に」と、購入した不動産。
相続・贈与の時点から遡って
5年以内に買った・建てた賃貸不動産の一部は、
2027年1月1日以後の相続・贈与から、
従来の評価方法による
圧縮が使いにくくなる可能性があります。
国税庁の通達案では、相続や贈与の前5年以内に、
売買など対価を伴って取得・新築した一定の
貸付用不動産は、
従来の路線価や固定資産税評価額を
ベースとする評価ではなく、
原則、相続・贈与時の「通常の取引価額」で
評価される見込みです。
取得価額をもとに、
地価の変動や減価を反映した金額の80%で
評価できる場合もあります。
ただし、これは買値そのものの8割ではありません。
改正前に買った物件でも、相続・贈与の時点で
取得から5年以内なら、対象になり得る。
2022年に買った物件でも、取得日と相続日次第では、
2027年の相続で対象になり得ます。
「もう買ったから大丈夫」は、
取得日と相続日を並べるまで、わかりません。
なお、一定の不動産小口化商品は、
取得時期にかかわらず、別の見直しの対象です。
そして、私自身の話。
私は、沖縄の軍用地を、
相続対策も意識して持っています。
軍用地は、国が土地を借り上げ、
土地の所有者である私たちに賃借料を支払う仕組みで、
相続税評価と取引価格に、
乖離が生じることがある資産です。
今回の改正が問題にしている構造と、
重なる部分があります。
では、私の軍用地は対象になるのか。
通達案では、今回の「貸付用不動産」は、
借家権の目的となる家屋と、
その敷地などと定義されています。
そのため、土地だけを国に貸している軍用地は、
現時点では、対象外と読むのが自然です。
ただ、まだ案の段階です。
「対象外っぽい」と読めても、
それで安心はできません。
国税庁は9月18日に通達案を公表し、
10月18日17時まで、意見を募集しています。
私は、確定通達を確認したうえで、
対象になった場合と、
ならなかった場合の両方で相続税額を試算し、
保有を続けるかどうかを、検討しています。
税理士が、自分の相続対策の行方を、
通達の一文を待ちながら、両方の数字を出している。
これが、今の正直な状況です。
では、経営者や資産家の方に、二つだけ。
一つ目。
対策として持っている不動産を、
取得日・取得の経緯・賃貸の状況で、
一覧にしてみましょう。
相続前5年以内に、売買や新築で取得した貸付用不動産は、優先して確認を。
二つ目。
通達の確定を待つだけでなく、
対象になる場合と、ならない場合の両方で、
相続税額と納税資金を試算してください。
ただし、駆け込みで売る・贈与する前に、
譲渡所得税や贈与税、収益性、資金繰りまで
含めて比べること。
相続税対策は、買った瞬間に終わるものではありません。
制度が変わるたびに、答え合わせが来ます。
私が相続税を学んだ時から考えると、
基礎控除額の引き下げを含め、
結果としてどんどん相続税が上がっていく‥
人生100年時代。
100年全体で納税シミュレーションをしていく必要がありそうです。
保険も、退職金も、会社の仕組みも含めて、
皆さんの身の回りでも、制度の変更を見据え
見直す必要があるもの、結構ありませんか?
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来年、あなたの会社に、AIが値引き交渉に来ます。
7時間遅延した飛行機の補償を、
AIが5分で250ドル取り返したそうです。
それが、今話題の
MetaのAI、Muse。
Museが人の代わりに行ってくれて、
保険の見直しで年3,500ドル。
解約し忘れていたサブスクの返金規定まで調べて
請求、返金。
通信プランを交渉して大幅値下げ。
今、こういう話が、大量に出回っています。
「AIが仕事を奪う」話ではなく、
人間が面倒で放置していた「お金の回収」を代行してくれる話です。
もう、1万円程度の返金のために、
電話対応に何時間もかける時代が終わろうとしています。
逆に言えば、客の
「面倒だから数千円ぐらいなら我慢するか」
という不便さによって莫大な利益を出してきた企業が
真価を問われる時代になったということ。
では仮に、あなたの顧客が、
このAI(代理人)を契約したら‥。
あなたの会社の請求、契約、価格に、
AIが交渉を仕掛けてくるということになります。
「他社はこの値段でした」を、
5分で調べて、言ってきます。
返金のために、値下げのために、
延々と電話の向こうでAIは待ち続けます。
こちらは人件費がかかっているので、
払ってしまった方が、値下げしてしまった方が
コスパが良くなるケースが続出します。
一方で、
あなたの会社の払いすぎている保険、
申請し忘れていた補助金、
実情と合っていない払い過ぎている携帯代、
回収できていない売掛金は、放置されたまま?
取り返す側に回るか、取られる側で待つのか。
まさに、海の向こうでは
AIを使った無駄の省き合い合戦が始まっています。
放置されている無駄、その総量が
良くも悪くも今後の企業の行く末を決めていくでしょう。
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Flight delayed 7 hours - asked Muse to file for compensation. 5 mins later i had $250 credit in my delta account. it even found and rebooked me a new flight.
it just figured everything out. even responded to the support email itself.
shit feels like magic.
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「消費税を払わずに乗り切る」は、倒産への最短ルート
税金滞納倒産の9割以上が、破産で終わっています。
再建型ではなく、消滅しています。
2026年1〜8月の税金滞納倒産は181件。
前年の年間合計は160件でした。
8月の時点で、もう前年を上回っています。
滞納が始まる時の経営者の言葉は、だいたい同じ。
「今月だけ待ってもらえれば、来月は払える」。
この「今月だけ」が、数カ月、数年と続く‥。
当たり前ですが、
消費税は払わないといけないお金です。
社会保険料は従業員から天引きしたお金です。
それを手元に置いて使い始めた時点で、
会社のお金はマイナスに動いている状態になります。
消費税や社会保険料を納めずに手元に残す。
その資金で月々を耐える。
限界まで来て、破産する。
資金繰り表を作っていても、
納税スケジュールが入っていないケースが結構多い。
消費税の中間納付、社会保険料の引き落とし、
法人税の予定納税。
これらを月次キャッシュフローに組み込んでいないと、
数字の上では黒字でも、口座残高が足りなくなります。
「来月払う」を繰り返さないための唯一の方法は、
納税分を最初から別口座に分けておくこと。
仕組みは単純ですが、
結局、続けられる会社と続けられない会社に、
はっきりと分かれます。
金利が上がり、借入戦略も見直す必要がある今だからこそ
納税資金の確保の重要性は増しています。
皆さんは、どのような対策で
納税資金を確保していますか?
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AIによる値下げ圧力
AIで記帳の時間がほぼゼロに。
さて、顧問料は下げるべきか
今、業界で静かに議論されていることがあります。
皆さんも考えているとは思います。
AIの導入で、記帳が5日から1時間になった。
なら、顧問料は下げるべきではないか、と。
顧問先から、そう言われる日も、
遠くはありません。
私の答えは、決まっています。
下げません。と言うか上げてます。
なぜなら、私たちが売っているのは、
作業時間ではないからです。
5日かかっていた作業に5日分の値段がついているのなら、
それは、時間を売る商売です。
時間を売る商売は、時間が短くなれば、安くなる。
当然ですね。
でも、考えてみてください。
医者の診察は、5分です。
5分だから、安いでしょうか。
違いますよね。
その5分に至るまでの、知識と経験と、
「この人に診てもらえる」という安心に、
値段がついています。
顧問料も、同じです。
売っているのは、記帳の時間ではなく、
「何かあったら、この人に聞ける」という安心。
数字を見て、先を一緒に考えてくれる存在。
だから、問うべきは「いくら下げるか」ではありません。
浮いた4日と数時間で、何を与えるのか。
着地の見込みを語る。
資金繰りの先を読む。
社長の迷いに、付き合う。
そこに時間を使えた事務所だけが、
値下げ圧力と、無縁でいられます。
効率化は、値下げの理由ではなく、
価値を上げる原資にしないといけませんね。
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KSK2で、税務署が「確認しやすくなる」5つのケース
(注)「AIに狙われる人」の話ではありません。
いよいよ明日、国税庁は
国税システムの更改を予定しています。
そのシステム、KSK2は、
申告・納税の事績、決算事績、法定調書などの資料情報を、
地域や税目をまたいで一元管理し、
多角的に分析して、税務調査の対象選定を支援する基盤です。
紙で出された申告書等も、
AI-OCRを併用してデータ化されます。
ただし、巷で言われているような
「AIが全員の口座を常時監視する」
「不整合が出たら自動で調査が入る」
という仕組みではありません。
国税庁は、申告書や資料情報を分析した上で、
最終的に職員が調査の要否を判断します。
そして、具体的な選定基準は公表されていません。
その前提で、
申告内容と取引実態について、
説明を求められやすい5つのケースを整理します。
① 会社とオーナー・親族との取引が多い同族会社
役員貸付金・役員借入金、
親族への給与や外注費、
会社負担の私的支出、
資産の無償・低額利用。
法人と個人・親族の間にある取引を、
契約書、議事録、請求書、給与台帳、
源泉関係書類、支払記録で、
一貫して説明できますか?
② 申告・決算の数字に、大きな変動や説明困難な差異がある会社
売上、原価、外注費、人件費、粗利率、役員勘定。
前年・月次・取引実態と比べて大きく動いた数字を、
契約書、請求書、資金の流れで説明できますか?
法人税と消費税の売上関連数値に差があっても、
それ自体が問題ではありません。
非課税・不課税取引、輸出免税、期首期末の調整、
税込・税抜処理など、差が出た理由を説明できるかが重要です。
③ 海外取引・海外資産がある個人・法人
1回100万円を超える海外との送受金については、
金融機関から国外送金等調書が税務署へ提出されます。
年末時点で合計5,000万円を超える国外財産を保有する人には、
国外財産調書の提出義務があります。
国税庁は、CRSによる金融口座情報の国際的交換、
国外送金等調書、国外財産調書などを、
他の資料情報と併せて分析・活用しています。
海外取引は問題ではありません。
契約、価格設定、送金目的、源泉税、外国税額控除、資産評価を、
一貫して説明できることが重要です。
④ 無申告、または副業・ネット取引・暗号資産等の所得を申告していない人
少額だから、
ネット上だけの取引だから、
暗号資産は円にしていないから、
その判断はとても危険です。
法定調書、取引先・プラットフォーム事業者等への照会で得た情報、
取引記録、公開情報などから、
申告の必要性を確認されることがあります。
売上、手数料、必要経費、入出金を記録し、
申告要否を確認することが必要です。
⑤ 複数の地域・税目にまたがる取引や資産を持つケース
地域や税目をまたいだ情報の一元管理は、
KSK2の役割の一つです。
例えば、法人・所得・源泉・消費・相続・贈与など、
関連する申告や資料情報との関係で、
説明が必要になる場合があります。
最早、一昔前はよく言われていた
地域を分ければ見つからない、
法人と個人を分ければ見えない、
という時代ではありません。
KSK2時代に必要なのは、
AIに見つからない帳簿ではありません。
申告書、帳簿、契約書、請求書、資金の流れを繋げて、
どの数字も自分の言葉で説明できる状態かどうかです。
税務調査で問われるのは、
「AIに狙われたかどうか」ではなく、
その数字が取引実態と証憑で説明できるかどうかです。
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今日の努力は、未来の自分へのプレゼント
私が昔から社員によく伝える言葉です。
誰だって努力を続けるのはしんどい!
私だって同じです。
それでも続けられるのは
未来の自分を幸せにしてあげようという揺るがぬ気持ち。
それが結果的に社員やクライアント、家族を守ることになる。
未来の自分が、まだ見ぬ誰かのために
手を差し伸べる事ができるように今努力する。
未来の自分へプレゼントを贈ることができるのは、
あなただけですよ。
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完璧ではないことが、完璧への近道
実は、完璧を求める人ほど、
完璧から遠ざかります。
月次決算を「完璧に固まってから」出そうとする会社。
数字が確定するのは、翌月の25日。
社長が見る頃には、もう先月の話です。
一方、「8割の精度でいいから5日に出す」と決めた会社。
数字は少し粗い。
それでも社長は毎月、手を打てる。
そして翌月、翌々月と、精度は上がっていく。
一年後、どちらの会社の数字が「完璧」に近いか。
答えは、後者です。
理由は、はっきりしています。
完璧を待つと、出せない。
出さないと、間違いが分からない。
間違いが分からないと、直せない。
直せないものは、永遠に、完璧に近づかない。
不完全なまま出した人だけが、
修正を経て、完璧への唯一の道を歩けます。
AIも、同じです。
「AIは10%間違えるから使えない」と言う人は、
永遠に、AIを使えるようになりません。
90%で任せて、10%を人が直す。
その繰り返しで、95%、98%と、完璧へ近づいていく。
受験も、同じです。
完璧に覚えてから問題を解こうとする人より、
覚えきる前に問題を解いて、
間違えて、覚える人の方が、本番に強い。
完璧は、目指すものではなく、
不完全を積み重ねた先に、結果として現れるものです。
よって、完璧主義と、完璧は、
正反対の場所にあります。
完璧主義は、動きを止めます。
完璧は、動き続けた人にだけ、近づいてくる。
不完全な自分を許す。
それは甘さではなく、
完璧に向かうための、最初の技術だと思っています。
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間違った方程式
才能 × 勉強時間 = 合格
本当の方程式
継続 × 諦めの悪さ = 合格
完璧でなくていいので、粘り強くあれ!
ってことですね。
諦めないということも、
まごうことなき才能です!
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開発者が開発ロードマップを発表するなんて今まであったのでしょうか?上場企業であれば四半期や半期ごとに投資家に対するコミットメント的にあり得るのでしょうが、それでもなかなかできないことです。
私自身、税理士試験に向き合った時から、自社の社員に、そして、周りの人に、一科目でも落ちたら税理士試験挑戦をやめると伝え、自分を追い込みましたが、それとは訳が違います。田原さんの思想、覚悟、仕組み化。やっぱり素敵ですね。でもあまり自分を追い込み過ぎないようにしていただきたい笑
AIは、AIを制御する側の能力を軽く飛び越えてくるんだから‥
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TaxSys(タクシス)の半年間の開発ロードマップを作りました。小規模事務所から大規模事務所まで誰でも生産性があがる仕組みを作ります!!どんな開発しているかご興味ある方はぜひご覧いただけるとうれしいです!!
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受験生へ
「これを覚えて何になるんだ」と思う理論が、
一つか二つは、あると思います。
私も勉強中に何度も思いました。
しかし、実務に入ってから気づいたことがあります。
その「何になるんだ」と思っていた知識が、
経営者から突然相談された日に、
頭の中にあった、という事実。
すぐに役立つ知識より、
必要なときにそこにある知識の方が、
価値があることがあります。
今あなたが覚えようとしていることは、
まだ使い方が見えていないだけです。
使い方は、実務の現場が教えてくれます。
だから今は、ただ覚えましょう。
その積み上げを、信じてください。
きっと、あなた自身の未来への
プレゼントになるはずです。
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株式会社の原点は、香辛料貿易にあった
近代の株式会社の原型とされるのが、
1602年のオランダ東インド会社です。
目的の一つは、アジアの香辛料貿易。
船が沈めば大損失という危険な航海に、
一人では出せない金額を、大勢で出し合う。
利益も、損失も、みんなで分け合う仕組み。
「一人では負えないリスクを、多くの人で引き受ける」
これが、株式会社の原点の一つでした。
リスクを誰と、どう分け合うか。
創業のときだけでなく、会社が育った後も、
考え続けたい問いですね。
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税理士受験生必見の必勝法
税理士は、頑張ってなれるものではありません。
脳の使い方を理解しましょう。
⭐︎理論暗記編
▽重要事項
テーマごとに別々の人に話す
▽手順
①誰に何のテーマを話すのかを決める
②その人にまずは理論本を持ってもらい暗記できているかのチェック
③その人からその理論の中でわからないことなどを質問してもらい、答える
▽効果
試験や学校のテストで、ある理論問題が出たとしましょう。
法人税法で言うと、例えば、寄付金。
その時、寄付金の理論暗記にいつも付き合ってくれていた人をAさんだとすると、まず間違いなく寄付金の問題を見た瞬間にAさんの顔が浮かびます。
そのAさんとのやりとりも鮮明に思い出します。
いつも間違っていたところ、
そのテーマをAさんに説明した内容。
理論暗記が、思い出となって出てきます。
記憶しようと思った、理論の条文。
それが思い出の一部となっているんです。
人間の脳は、一人で覚えた記憶より、
人と紡いだ思い出の方が、重要だと認識し、
刻まれます。
私以外でやっている人を見たことありませんが、
効果は絶大です!
是非、試してみてください!
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無駄美
大きなお皿に、ちょこんと盛られたフレンチ。
広い部屋に、ポツンと置かれた一脚のソファ。
あえて何も置かない空間として区切り、
一輪の花や、掛軸のみがある。
なぜ、美しいと感じるのか。
余白があるからです。
皿の余白、部屋の余白。
何も置いていない場所が、置いたものを引き立てる。
無駄なスペースから生まれる美しさ。
私はこれを、無駄美と呼んでいます。
そして、これは経営にも、
そのまま当てはまると思っています。
効率化を仕事にしていて、
気づいたことがあります。
会社から無駄を消していくと、
ある地点で、会社は「詰まった皿」になります。
予定は隙間なく埋まり、
人は全員が稼働率100%で、
お金は一円残らず投資に回る。
数字の上では、完璧です。
しかし、その会社には、
新しい話が入る場所がありません。
社長に、考える時間がない。
社員に、雑談する余裕がない。
会社に、チャンスに飛びつく資金がない。
余白のない会社は、 盛りすぎた皿と同じで、
何が主役か分からなくなります。
強い会社は、逆のケースが多い。
あえて、埋めていない。
社長の予定に、空白の午後がある。
決算書に、使い道の決まっていない現金がある。
社員に、成果を求められない時間がある。
その余白が、急な相談を受け止め、
不意のチャンスを掴み、
人が辞めない空気を作っている。
効率化の目的は、無駄をゼロにすることではありません。
無駄を減らして、余白を作ること。
同じ「空いている」でも、
埋め損ねた空きと、あえて残した余白は、別物です。
AIで、作業はどんどん消えていきます。
浮いた時間を、次の作業で埋める会社と、
余白として、残せる会社。
美しさの差は、たぶん、そこで決まります。
私のスケジュールも
もう少し空けないと‥
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明治のボーナスに込められた、社員への感謝
日本初のボーナスとされるのが、
1876年12月の三菱です。
海運の激しい競争を乗り越えた年に、
三菱が社員の働きを評価し、
年末の賞与を支給した、とされています。
社員の奮闘に、賞与で応える。
この逸話には、成果を社員と分かち合い、
感謝を形にする姿勢が見えると思います。
金額と一緒に「何への感謝か」も伝えているのか。
ボーナスの季節に、一度考えてみたい問いですね。
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結果が出ていないのに、歩き出す人へ
税理士受験生の一年は、9月に始まります。
学校の新学期が、今月開講。
それでも、8月に受けた試験の合格発表は、
まだまだ‥
つまり、この試験には、
他の世界にはない残酷さがあります。
受かったか、落ちたか、分からないまま、
次の一年を始めなければならない。
自己採点がボーダー上の人は、
受かっていれば無駄になるかもしれない勉強を、
落ちていれば命綱になる勉強を、
どちらか分からないまま、今日も学ぶ。
皆、通った道です。
だからこそ、9月の教室に座っている人を、
私は心から尊敬しています。
初めて簿記論のテキストを開く人。
結果を待たずに、同じ科目にもう一度向かう人。
手応えを信じて、次の科目に進む人。
立場は違っても、全員に共通していることがあります。
「分からない未来」を言い訳にせず、
今日、机に向かったことです。
いつだって、人は過去に戻れるなら
勉強しとけばよかった、と思っています。
税理士試験は、これが文字通りの世界です。
来年の8月は、今日の積み重ねの先にしかありません。
そして、もう一つ。
経営の世界も、実はまったく同じなんです。
市場がどうなるか、分からない。
AIで業界がどうなるかも、分からない。
それでも、今日、打てる手を打つ。
結果が出る前に動ける人だけが、
結果を作れます。
受験も、経営も、そこは同じですね。
合格発表は、11月27日の金曜日。
それでも、あなたが今日、机に向かったという事実は、
誰の採点も待たずに、もう確定しています。
いい一年に、しましょう。
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「習慣」とは、未来を書き換える力のことです
税理士を目指す人で、
多くの方が直面したであろう現象。
直前期に頑張ればと思っていたが
結局必要な努力量をこなせずに
半ば諦めながら受験する。
その未来を書き換える方法は、
才能でも、教材でも、気合いでもありません。
習慣です。
毎朝、机に座る時間を決める。
毎日、10分歩きながら理論を回す。
毎週、間違えた問題を解き直す。
一日分では、何も変わったように見えませんが、
習慣は複利です。
一日1%の積み上げは、一年で37倍になります。
来年の8月、試験会場で答案を書いているのは、
「今日の習慣を続けたあなた」です。
今日サボった分も、今日積み重ねた分も、
全部、その答案に、そのまま載ります。
過去は、書き換えられません。
落ちた年があったとしても、それは変えられない。
それでも、未来は書き換えられます。
しかも、合法で、誰の許可もいらない。
必要なのは、毎日繰り返す、小さな一つの行動だけ。
習慣とは、そういう意味では、
未来を改ざんする力のことです。
必ず身につけてくださいね。
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やる気は、あてになりません。
続く人は、やる気ではなく、仕組みで動いています。
私も全く自分のやる気をあてにしていません。
やる気が出るような仕組みは考えますが、
自分ほどあてにならないものはないですからね。
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信じていた右腕に、裏切られた社長
ある社長が、右腕だった幹部に、裏切られました。
長年、一緒にやってきた人でした。
その人が、顧客と技術を持って、独立していった‥
社長は、ビジネスの損失より、
その人に裏切られたことに、ショックを受けていました。
あんなに、目をかけたのに‥
数字の話をしに来たはずが、
その日は、ただ、社長の話を聞いていました。
「幹部の離反リスクに備えよ」と書いてある書籍もあるでしょう。
しかし、実際に裏切られた社長に必要だったのは、
リスク管理の講義ではなく、
ただ、その悔しさを、わかってくれる人でした。
もちろんリスク管理は必要ですが、中小企業としては
全ての管理は成立しないのが現状です。
税理士は、税金計算の専門家です。
しかし、数字の裏には、いつも人間がいます。
裏切りも、後悔も、孤独も。
その全部を、数字と一緒に受け止める。
私は、そういう存在でありたいと思っています。
ただの税理士は、そんな存在にはなり得ません。
経費にできる、できない。
頭ごなしに否定する。
そんな関係性では無理なんです。
常に同じ目線で、同じベクトルを向いていないと。
苦しいときに、誰がそばにいたか。
誰だって、ずっと覚えているものだと思います。
もっと見る
頑張ってAIを使いこなそうとしてる人、
それ、マジでやめましょう。(会計業界向け)
当社は、今から9年前の2017年、
グループ内で、AIのための会社を立ち上げました。
あれからずっとAIと向き合い
AIの進化を見続けてきました。
ようやく誰でもAIに触れ、試し、
あわよくば自分で開発しちゃえそうな
雰囲気に溢れています。
実際に開発できます。
誰でもできます。
しかし、それが落とし穴。
自分で開発しようとしてる人、
もしくは今から開発して
あわよくば、それを売っていこうという発想の人。
まじで、今すぐやめてください。
その理由をいくつかお伝えします。
まず、開発というのは、陽気な仲間たちと
必死になって作り上げていくものだということ。
この「陽気」というのが、めっちゃ大事になります。
開発は、本当に大変です。
陽気な仲間たちがいないとマジでしんどい。
更に言うと、めっちゃお金がかかる‥
二つ目は、
開発できることと、
それをメンテナンスし、アップデートし続け、
世の中に必要とされ続けるかどうかは全く別問題です。
あなたが今開発しようとしているものは
まず間違いなく、近い将来使われなくなるものです。
あなた自身も使わなくなるでしょう。
今日のAIと明日のAIは別モノになっています。
その進化を織り込まずに開発しようなどと
思ってはダメなんです。
三つ目。
あなたがAIを開発、実装している間に
クライアントが外注によってAIを実装しちゃいます。
それも、安価に、安全に、
常にアップデートし続けます。
その時、あなたは何でお金を貰いますか?
AI開発に頑張っている間に、
あなたの収入のほとんどが
なくなってしまう可能性があるということです。
結論、既に多くの会社が
AI関連のサービスを提供しています。
まずは、そこを利用しましょう。
たくさんあるので、何から契約していいのか
わからないと思います。
そこで、一番最初にやらないといけないのが
業務フローと作業フローを書き出すこと。
これは、
事務所ごとのあるべき理想のフローでもいいですし、
今のフローでも大丈夫です。
そこから多くのサービスを照らし合わせ、
どのサービスがマッチするのかを検証しましょう。
そして中心となるものを一つは決めてください。
当社はGoogleを中心に全てを設計しています。
freeeでもいいです。
なんならfreeeをちゃんと使うだけでも
ほぼ実現できます。
何か一つを中心に据えれば、
一気に改善は進みますので考えてみてください。
まじで急いだ方がいいですよ。
ちなみに、弊社も自社利用の為の開発は、
めっちゃ前にやめました。
「餅は餅屋に」
いつまで経っても格言です。
もっと見る
なぜ、同業者にそこまで無料で教えるのか
私はXを初めてまだ5か月ほどですが、
何より一番驚いたのが、士業同士の交流が
半端じゃないほど行われているということ。
一昔前までは、こんな風景はあり得なかったのでは
ないかと勝手に思っています。
同業同士は、あくまで顧客を奪い合うライバルであり
昔から、そこまで仲良く交流する対象ではなかったはず。
多分‥
そして、自分が開発したり、作り出したものを
それこそ無料で配布するなど天地がひっくり返っても
ありえなかった光景だと認識しています。
それが、今、X上で多くの方々が触れ合い、
共有し合い、助け合い、同じ世界を感じている。
同じシステム、思想、境遇など、
共通項を見つけては知見を重ね合わせ、
同じベクトルを、同じ目線で見つめている。
私はこれまで経営者の方ばかりを向いていました。
自分がサービスを提供している事務所以外の
同士業との交流など、ほぼ皆無。
自分自身が税理士になる前から経営者であったことも
その要因の一つではありますが、
同じ税理士に対してもビジネスを構築する結果としての
お付き合いがほとんどで、
同じ世界観を発信し、共有するなど
発想さえありませんでした。
そんな中、この5か月間、
この世界を見ていて、
なぜ、奪い合っていたはずの人たちが、
分け合うようになったのかが、ぼんやりと見えてきました。
その背景には、
善意や交流の楽しさから共有している方もいるとは思いますが、変化への危機感もあるのかもしれません。
資格を持っているだけでは、
選ばれない時代が、もう来ています。
だからこそ、この危機感が、
同業を「ライバル」から「同じ世界に生きる仲間」に変えた。
一人で抱え込んだ知識は、AIの時代、すぐに古くなります。
出し惜しみした実力は、外から見れば、無いのと同じ。
だから、出して、出した人のところに、
信頼と、人と、次の知見が集まる。
奪い合いのゲームが、終わりつつあると感じています。
そして、私がずっと向きあってきた「経営者」も、
同じ変化の中にいる、ということも。
経営者に伝えてきた見える化、共有、仕組み化を、
私自身が、同業との間で、ほとんどやってこなかった。
今後、税理士同士が競うのは、間違いなく、
顧客ではなく、変化への、速さです。
速く変わる人が多いほど、業界そのものが残る。
今までは、経営者の方だけを向いて、
その人の目を見て発信してきました。
これからは、同じ道を歩く同業の方にも
少しでもお力になれるように生きていこうと
ふと、思った次第です。
未熟者ではありますが、
今後ともご指導お願いいたします。
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