池松壮亮「協調性が強く、場の空気や調和を重んじる日本人が、事実や正しさよりも空気によって戦争に踏みきった歴史、そしていままさに間違った方向に進んでいるのではないかと感じる政治や社会、組織の在り方や教育に至るまで、『開戦前夜』という物語は私たちとは無関係ではないと感じています」
近年の空気に抗えなかった例として東京五輪について触れつつ、ファクトより空気で流されていく日本の意思決定や社会の在りようの危うさを、皆さん言葉を選びながら丁寧に語っているのが印象的でした。ネタバレ云々の記事ではないので、観た人はもちろん、観てない人も読んでもらえると幸いです。
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公開中『開戦前夜』に出演する池松壮亮さん、仲野太賀さん、中村蒼さんにお話を伺いました。日本の意思決定の危うさ、そして人々が"空気"に呑まれていく恐ろしさとは。
戦争の足音が近づく今、この映画に込めた覚悟を皆さんの言葉からは感じました。ぜひ読んでほしいです。
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8/29公開の『ナウ・アンド・ゼン』は、1923年に起きた朝鮮人虐殺と現在の入管問題、排外主義の蔓延を一つの線で結び、その背後にあるこの国の自己像を見つめるドキュメンタリー。未精算の植民地主義は誰を犠牲にしてきたのか。直近の熊本地震で流布される外国人憎悪を煽るデマも全部繋がってる。必見。
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『開戦前夜』の女性不在について。総力戦研究所のメンバーは全員男性。しかし彼らを俯瞰する2階には、ただ一人だけ女性のタイピストが座っている。彼女は言葉を発することも、議論に加わることもなく、ただ男たちが机上で決める戦争を記録し続けるのみ。
実際の資料にもその存在は確認されているそうだが、その存在は、国家の命運を左右する意思決定の場から女性が排除されてきた歴史を象徴するようだった。同様に語り手として主人公の妹(二階堂ふみ)を据えていることも示唆的。
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今年屈指の重要作『ヒンド・ラジャブの声』(9/4公開)のカウテール・ベン・ハニア監督&プロデューサー登壇付き先行上映会が8/18(火)開催されます。場所は新宿武蔵野館で8/11よりチケット販売開始。自分は聞き手として色々お話を伺う予定です。とても貴重な機会なので都合の合う方はぜひ。
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『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』試写。泣いた。責任を取れる大人になったと共に孤独となったピーター・パーカーが、大人になってもなお人は成長できるのだと教えてくれる。完璧に閉じられた3部作を開き直す巧みな語り口。極上のヒーロー映画であり、人間ドラマであり、NY物語でもあった。
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8/1公開『声をあげるということ 性犯罪 刑法改正の記録』は、性犯罪を軽視してきた刑法を変えるため、声をあげたサバイバーたちを追う勇敢なドキュメンタリー。彼女たちが立ち上がる契機となったのは、「明確な抵抗がなかった」などとして、2019年に性犯罪事件で無罪判決が相次いだこと。
性行為における同意が日本でいかに軽視され、それがどれほど多くの人を傷つけてきたのか。シス女性だけでなく、トランスジェンダーや男性を含む、さまざまな当事者の言葉から浮かび上がっていく。
サバイバーたちの勇気ある声が社会を動かした記録として重要なのはもちろん、本作で更に驚いたのは映画制作の過程でも無自覚な権力勾配が生まれ、サバイバーを傷つけたことにも自戒的に踏み込んでいたこと。「味方である」という認識があるからといって、加害性から逃れられるわけではない。善意のつもりで相手の心に土足で踏み込み、二次加害をしてしまうこともあれば、知らず知らずのうちに権力勾配を作り、相手の声を奪ってしまうこともある。その危うさを他人事にせずに自らに向けて問い直す姿勢まで含めて、誠実な作品だと感じた。
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本日公開の『美しく、黙りなさい』は必見作。
長らく女性に向けられてきた呪いの言葉を冠したこの映画は、23名の女優に2つの質問〈①男だったらこの仕事を選んだか②ほかの女優と友好的な場面を演じたことがあるか〉を投げかけ、それぞれの答えを捉えた1976年のドキュメンタリー。
そこで浮かび上がるのは映画の内と外で女性がどう扱われてきたか、ということ。彼女たちは男性によって描かれ、男性によって演出され、男性によって撮られる女性を演じなければならない。弱く、愚かで、従順で、性的或いは純真で、同性を敵視するような女性を。異議を申し立てようにも誰もその声を聞き入れない。ベルトルッチを非難するマリア・シュナイダーの姿もあった。告発でもあるこの映画に出演することは相当な覚悟がいったことだろう。この映画が作られてから50年、その状況はどこまで変わったのだろうか。もちろん時代は前進している。だが彼女たちが語る痛みや怒りの多くは、いまもなお過去のものになっていない。
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在日コリアン4世の少女が、日本人の友人とBTSのライブに行くため、父が大切にしていた北朝鮮の勲章を売ってしまい…という青春映画『トロフィー』(公開中)。その少女の両親を演じる井浦新さんと市川実和子さんにインタビューを行いました。素敵な内容です。ぜひ!
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憲法を守らず、歴史も顧みず、国も文化も貧しくし、アメリカ様のペットであることを誇る政権が愛国を語るの、マジ笑わせんなすぎる
まったく暇じゃないし本当は家で仕事していたいのだけど、締切より先に高市政権が終わって欲しいので国会前に来ました
イスラエル軍に包囲され必死に助けを求めるガザの少女と、彼女の電話を受け救助への道を探るパレスチナ赤新月社の人々を描く『ヒンド・ラジャブの声』(9月4日公開)。そのポスター掲出やチラシ配布に協力できる個人・団体・店舗などを募集中とのこと。ぜひ以下フォームから。
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映画業界にとって大事なことを書いた記事なので是非読んでほしい。バリアフリー上映をつくる人たちが不可視化されている、という話。
今年公開『僕の名前はラワン』はバリアフリー字幕監修が公式サイトやパンフに掲載された大きな一歩だったと言われて初めて気付いた。少しずつ業界を変えていく為に。
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杉並区民もそれ以外の人も、投票前にぜひU-NEXTで『映画◯月◯日、区長になる女。』を観てほしい。社会を動かすのは、デマや憎悪の扇動で支持を得る一部の為政者ではなく一人ひとりの市民。そして舵を握るのはその声に耳を傾け、誠実に行動する人であるべし。これぞ民主主義の希望。観てぜひ投票へ。
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まずは『Backrooms』鑑賞。想像以上に面白い!異空間と音の演出、役者陣の名演も合わさりかなりの怖さ。ワンアイデアを丁寧に膨らませた見事なホラーで監督の才能に慄く。ちゃんとした感想はまた追って。
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今年最も厭な傑作『遺愛』の大森時生P&酒井善三監督&山下リオさんのインタビューを執筆しました!
介護疲れによる妄想か、母の中にいる"何か"の呪いか。その境界が曖昧になっていく実に悍ましいホラーです。監督が「意図せず加害者になる恐怖」と語っていて成る程なと。
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『急に具合が悪くなる』の濱口竜介監督にインタビューを行いました。時間の捉え方、フレームとショット、濱口作品における"偶然"、日仏の映画現場での働き方の違いと今後の課題についてなど。ネタバレなしで滅茶苦茶面白い話をしていただいてます。ぜひ。
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公開中『NEW GROUP』にコメントを寄せました!笑っちゃうくらいぶっ飛んでいるが、同時に背筋が凍るほど今の日本社会を描いている。
何も考えず無批判に集団に取り込まれるか、他者との違いも受け入れて連帯するかどちらを選ぶ?ハイテンションにそんな問いを突きつける作品です。
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燃え盛り、灰になりゆく愛を見つめる『ダイ・マイ・ラブ』試写鑑賞。出産を機に精神的な孤立を深める妻と、彼女を理解できない夫。妻や母という役割への重圧か、"産後鬱"という言葉では収まらない何かで深まる溝。かつて激しく惹かれ合った二人の関係が少しずつ軋み、崩れていく過程があまりに痛い。
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