利根川進博士の訃報に接するNatureの追悼記事 (享年86)。
1976年、免疫学に分子生物学の手法を持ち込み、「B細胞が遺伝子を組み替えて抗体の多様性を生む」ことを解明。約2.5万通りから数十億通りへ——限られた遺伝子から無限の抗体を生む仕組みを明らかにし、1987年に日本人初のノーベル生理学・医学賞(単独受賞)に輝いた。後年は記憶の神経科学へと領域を越え、探究を続けられた。
抗体医薬やADCが今日の創薬の主役となった原点に、博士の発見がある。
ご冥福をお祈りします。
出所:Nature (2026) Obituary「Susumu Tonegawa, Japan's first Nobel prizewinner in physiology or medicine」