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中井 圭
@nakaikei
映画解説者。「映画の天才」「偶然の学校」代表。「文藝別冊 クリストファー・ノーラン 増補新版」「スティーヴン・スピルバーグ 映画の子」「森田芳光全映画」「観ずに死ねるか」など。各種媒体に映画評寄稿のほか、映画イベント登壇、審査も担当。日本酒、台湾、温泉、鮨、旅が好き。 nakaikei.work@gmail.com
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いま、映画を人に観てもらう方法って、本当に答えがないですよね。観てもらえる可能性を少しでも上げるために、個々人ができることを徹底的にやるしかない。みんなが共通して触れるメディアが消滅し、個人の嗜好も細分化し、使える予算も無くなっていく時代に、最後の最後は熱量の共有が重要だったりするのかな〜と思いました。人にはそれぞれ事情があるし、その時に動ける人が動いていくしかない。映画を作っている人たちの気迫を応援したいですね。
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気がつけば、我々も随分遠いところまできましたね。これだけ厳しい時代に、映画監督が長年この職業を続けるためには、ご本人の才能と運、人の縁のすべてが必須だと思っています。これだけのキャリアを考えても、三島さんにはそのすべてがあったということだと思います。本当にすごいなといつも尊敬しています。 新作『男ともだち』(11/6公開)に込められた三島さんらしい念と業の奥行きが、できるだけ多くの方々の心に触れていくことを願っています。この映画の松岡茉優さんと成田凌さんをみなさんに観て欲しいですね。思わずハッとするから。
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先日、とある映画館のロビーで2組の家族が言い争いをしていた、という話を聞いたのだけど、それがなかなか考えさせられる話だった。 大人も子どもも楽しめる人気映画の上映中、子どもがずっと小声で話し続けていたらしい。上映終了後に近くにいた別の家族の親が、その子どもの親に他者の迷惑になるから静かにさせるよう注意をした。すると、注意を受けた側の親が「子どもだから仕方ない」と発言。その後、言い争いになった模様。 映画館は黙って観るのが当たり前、という絶対的な正論は百も承知の上で、実際のところ相当難しい問題だなと思った。そもそも子どもだから、我々大人が何を言おうとだんだん我慢できなく場合があるのは仕方ないところもある。一方、静かにすることが大前提のルールとされている公共空間で違反をしてしまった際に、当事者側が開き直りに聞こえることを堂々と言ってしまうと、なかなかしびれる。そりゃ怒られる。 これ、どうすればよかったのだろうね。もちろん、親が話している我が子を注意するのはごく一般的だと思うし、それは周囲に対しても最低限必要とされるアクションでしょう。効果を発揮して問題を解決できるかどうかは別にしても。 別の確度でも考える。たとえば映画館側も、上映中に言われたら何かしら介入もできるだろうけど、そもそも上映中に席を立ってスタッフまで注意してほしいと言いに行くのは、静かに観ている側の巨大な機会損失になってしまう。お金もそうだけど、映画を観るためにあけた時間がもったいない。ぼくの場合は、余程のことがない限りそれはできない。やるなら、もうその回でまともに観るのは諦める。 さらに別角度も考えてみると、そもそも観客が映画館と結ぶ契約(チケット購入)において映画館側が保証しているのは、映画の再生と座席の提供で、完全なる無音状態の保証ではない。小声での会話が法的に債務不履行を問えるレベルの環境破壊に該当するかどうかはわからない。 最大手のTOHOシネマズの場合だと、vit利用規約の第7条(禁止事項)への違反に該当した結果、8条の規約違反に対する措置で退場させられることもあると思うけど、それがどの程度なのかはわからない。肌感覚として、よほどのことじゃない限り実際はせいぜい注意でとどめられると思う。 話は逸れるけど、こういう事態で仕事ながらつらいなと思うのが、現場の映画館スタッフ。お客様の圧倒的正論と開き直りの板挟みとなって詰められる場合もある。ルールの限界と社会のあいまいさを引き受けるスタッフの感情労働は見ていてかわいそうになる。立腹は正しくごもっともながら、個人的にはあまり現場を詰めないであげてほしいと切に願う。 ぼくが子ども向け映画を映画館に観に行く時も、近くに座っていた子どもが親や兄弟、友だちと話すケースによく遭遇する。集中力に支障が出るのは確実なのだけど、個人的には子どもってまあそんなもんだよなと思うし、それも織り込んで映画を観る。どうしても集中して観たいなら、夜帯など子どもがいない時間を選んで観ることにする。 ただ、それなりに忙しい自分の予定を他者の都合にばかり合わせていられないし、そこでしか観られない場合もあるだろうから、確実にイライラしている人もいるだろうなとは思っている。イライラすることは不当ではない。 ちなみに先日台湾で『オデュッセイア』をIMAXで観た際、序盤20分くらいまでスマホでWEBサイトを普通にネットサーフィンしていた斜め前のご家族のお母さんには、さすがに相当イライラした。あれは海を漂うマット・デイモンが弓構えて怒鳴り込むレベルだったと思う。 一方で、海外だと上映中にしゃべり倒している人が当たり前にいるから、こういうケースには残念ながら慣れた。日本国内はこれでもまだ相対的に観やすい環境だと思う。 こういった理不尽を我慢するのが大人だとは全然思っていない。が、現実として回避不能な不条理も多々あるとき、それなりの納得を関わる人たちと共有できるベターな方法って何だろうなあと考えさせられる。 ルールも従わない、価値観も違う他者と何かを共有することは難易度が高い。映画館も小さな社会だなと思う。
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北川亜矢子の会話劇の妙を堪能できる中編。YouTubeで無料で観られるので、気になった人は観てみてね。業界のみなさんも、良い仕事するので、映画でもぜひ北川をよろしくお願いします。
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映画「別に、友達とかじゃない」 #東京ミドサー# は高校時代からの親友たちがミドサーになった物語ですが、こちらは小学校からの同級生がJKになり一悶着、みたいな物語で、40分でサクッと観られる作品です。 最近私を知ってくださった方々、もしお時間ありましたら是否🫶
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アン・ハサウェイ×ユアン・マクレガーの『オークストリートの異変』(8/14公開)を試写にて。よくある夏休みのパニック映画かと思いきや、設定が新規軸で面白い。サイジングも適正で国内でも評判が高まる予感。 80年代のアメリカ郊外の風景に突如として恐竜が現れるパニックムービーでありながら、その根底にあるのはデビッド・ロバート・ミッチェルらしい、不可避の不条理。起きている事態がよくわからないまま、逃げ場が確実に失われていく恐怖。そして犬。 さらに面白いのは、崩れかけた家族と「オークストリートの終焉」(異変ではなく、これが原題)を重ねて、100分の短尺で迷わせることなく一気に突き進む構成。一見すると夏休みらしい娯楽作であり、展開優先のご都合主義的な部分はありつつも、そこかしこに感じ取ることができる人間の利己的で残酷な選択には、デビッド・ロバート・ミッチェルらしい意地悪なキレがある。
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お盆だけど友だちに会いたい。陽も明るい適当な時間から飲みたい。みんな東京にいないけど。
ようやく時間が取れて、盟友・北川亜矢子が脚本を書いたドラマ「Tokyo middle 30」1話〜3話を観た。これは確かに、北川亜矢子が書くに相応しい企画。 北川にしか書けないであろう、しょうもない社会の障壁を全部すっ飛ばして心に刺さる言葉が頻出しているのが痛快で、30代半ばの女性たちが抱えている鬱屈の芯を捉えているのでしょう。その言葉たちには鋭さだけではなく、寄り添いもあるのも秀逸。 これはという持ち味がある作り手は強いが、この数年の北川亜矢子からは、そんな彼女の持ち味を活かす何人かのプロデューサーたちの存在を感じられる。誰が周りにいるのかは重要で、相思相愛になれるのも才能だと思う。 お盆のみなさん、ギリギリまだTverで追いかけられますよ。
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『ドラマなふたり』(8/21公開)を観た。小気味良い。ロバート・パティンソン×ゼンデイヤという、予感しかない魅力的な組み合わせで繰り広げる、結婚直前大揉め映画。 ある信じがたい過去をきっかけに疑心暗鬼に陥り、迫る結婚式に向かって破綻を極めていくカップル。当人たちにとっては深刻な悲劇なのに、一歩引いて眺めれば眺めるほど喜劇に見えてくる。その距離感が、この映画のコメディとしての面白さになっている。 モチーフとなる過去は、日本にいるとやや現実感を持ちにくい一方、アメリカでは決して軽く扱えない問題でもある。その背景にある深刻さまで想像すると、笑って眺めていたふたりの疑心暗鬼にも切実さが滲んでくる。この悲劇と喜劇の危ういバランスも面白い。 そんなぶっ飛んだ脚本も魅力的だが、本作でとりわけ鮮やかなのが編集。場面を大胆に切り替えていくスマートで洒落た語り口が、ふたりの感情の暴走と噛み合わなさを際立たせる。映画がスタイリッシュであればあるほど、そこに映る人間は愚かで滑稽に見えてくる。この反転をうまく活かして、本作は人間を描いた。
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3回目の鑑賞日にこちらの評論拝読出来て幸😭😭🙏
Xで海外の映画関連の投稿が結構流れてくるのだけど、普通に上映中にスマホで撮影録画しているものが少なからずあって、それに比べれば、国内はまだ治安が良いなと思った。
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『映画ちいかわ』について書いたので、もしお時間ありましたらご一読ください。
台湾では6歳未満は鑑賞NGに…大人が震撼する映画「ちいかわ」が"灰色"に塗って伏せたものの正体
ROBOTから脚本専用エディタがローンチされました。ちょっと脚本書いてみたいな、という人に。何事も、やってみてはじめてわかることがありそうです。アイデアの流出という点で気になったので、念のために規約と個人情報関連について読みましたが、安心できる感じでした。
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すべての映画/ドラマは、脚本に始まる。 脚本専用エディタ「テラストリー」 本日よりベータ版を公開します。 個人的に悲願だったMac/Win対応の脚本エディタがいよいよ。映像業界の未来を一歩ずつ、まずは脚本から変えていけたら #テラストリー# #いいねリツイよろしくです#
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『旅立ちのラストダンス』を観逃した方はこの機会にどうぞ。良い映画ですよ。
『#旅立ちのラストダンス』🇭🇰# 監督:#アンセルム・チャン# 出演:#ダヨ・ウォン、##マイケル・ホイ、##ミシェル・ワイ、##チュー・パクホン、##キャサリン・チャウ# 明日土曜日、シアター1で8:45~の上映です! パンフレットも販売中📚ロビーでは場面写真のパネルの展示も行っています! ご予約: 香港が誇る二人の喜劇俳優マイケル・ホイ(許冠文)とダヨ・ウォン(黄子華)の32年ぶりの共演! <今後の上映予定> 8/9(日)  16:05~ 8/10(月) 8:50~ 8/11(火) 20:25~ 8/12(水) 休映 8/13(木) 16:10【最終上映】
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なんとかお盆休みに突入したみなさん、お仕事お疲れさまでした!
こういう記事を読めるのがうれしいんた 台湾では6歳未満は鑑賞NGに…大人が震撼する映画「ちいかわ」が"灰色"に塗って伏せたものの正体 #プレジデントオンライン#
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物語論で閉じない“映画評論“で、めちゃおもろ『映画ちいかわ論』でした🧜 ボンボンドロップシール欲しいし、週末行こうかな… ---- 漫画ではモブ表現として通過し得た灰色が、映画では巨大な画面と鮮やかな色彩との対照によって前景化する。原作の記号が、映画では演出へと引き上げられている。
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台湾では6歳未満は鑑賞NGに…大人が震撼する映画「ちいかわ」が"灰色"に塗って伏せたものの正体
いよいよ社会現象の様相を帯びてきた『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』について、少しだけ論考を書きました。 今回は、「ちいかわ」と日本の古典とのつながりから、この作品の根幹をなす倫理(これが重要だなと思っています)まで、この作品に描かれているものを手がかりに、想像と妄想を遠くまで広げてみました。 優れた作品は、観るものがそこにさまざまな考えを重ねられる作品でもあると思います。その意味でも、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は、考えるほど新しい顔を見せる、懐の深い作品たと思います。みんながそれぞれの視点から楽しめる余地があることが素晴らしいです。 記事はプレジデントオンラインに掲載しましたので、ご興味とお時間のある方は、ぜひ。
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