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パンテオン
@pantheo27705718
恐竜・古生物、現生生物のニュース系情報やってます。行けるイベントは現地からツイートも。英語の情報、そのままリツイートする事もあります。論文内容の紹介は時々しています。フォロバはほとんどしていません。あしからず。研究者じゃないけど日本古生物学会にも入っています
参加 November 2013
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恐竜における多菌性潰瘍の最初の発生例 スペイン東部のアルシージャス・デ・モレラ層から産出した、イグアノドン・ベルニサルテンシスの脛骨に発生した古病理学的病変について報告しています 論文の要点 恐竜における複数菌性皮膚潰瘍の世界初の発見: スペインの上部バリアミアン階(約1億2500万年前)から産出した、大型植物食恐竜イグアノドン・ベルニサルテンシスの右脛骨(CMP-11/8、全長1023 mm)の骨幹に、長さ174 mm、幅117 mm、最大厚さ17.3 mmに及ぶ巨大な骨過形成(コブ)を発見。高解像度CTスキャンを用いて詳細に解析した結果、これが皮膚の重篤な細菌感染(複数菌性皮膚潰瘍)が骨膜まで侵入し、その慢性的で深刻な刺激に対抗するために新しく厚い骨の層(反応性骨膜反応・皮質骨肥厚)を形成したものであることが実証された。これは恐竜におけるこのタイプの感染症の、世界初の報告 現代医学の鑑別診断を用いた科学的プロセスの確立: 骨の内部組織を非破壊で詳細に調査し、骨皮質の連続性が保たれていることから、骨折による仮骨の可能性を排除した。また、境界が滑らかで内部に溶骨性の空洞(nidusや石鹸泡状パターン)が存在しないことから、悪性・良性の骨腫瘍(がん)を明確に除外した。さらに、死骨(排膿のための隙間)が確認できないことから骨髄炎も否定。消去法的に一次性骨膜炎を伴う皮膚潰瘍による二次的骨変化とした 持続的な激痛と重篤な機能障害(引きずり歩き)による過酷な生態の復元: 感覚神経が極めて豊富に存在する「骨膜」まで皮膚のただれ(潰瘍)が達していたため、歩いて荷重がかかる時、あるいは周囲の筋肉が収縮して骨を引っ張るたびに、このイグアノドンは右脚に耐えがたい激痛を感じていたはず。さらに、傷跡が深刻な瘢痕(しこり)となって関節や筋肉の伸縮性を奪い、右脚を引きずり歩くような重篤な機能障害をもたらしていたと推測される。温暖多湿な白亜紀のスペインという古環境が、病原性細菌などの繁栄を促し、恐竜の生存に過酷な障害を与えていた 論文OA Javier Salas-Herrera, José M. Gasulla, Santiago F. Marco Domenech, Ricardo Tosca-Segura, Francisco Ortega, Fernando Escaso; First occurrence of polymicrobial ulcer in dinosaurs. R. Soc. Open Sci. 1 August 2026; 13 (8): rsos261293.
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