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たられば
@tarareba722
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参加 May 2011
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引用ポストに、記者の方から「名乗る記者は以前から(それなり以上に)いた」というご指摘をいただきました。なるほどなと思ったので、以下、一部訂正と考えたことを追記します。 一部繰り返しになりますが、わたくしの取材経験(某省庁の記者クラブ会見および巨大企業による記者会見に多数出席)に照らすと、質疑応答の際に社名と氏名を名乗る記者は少数派で、ここ15年、民主党野田内閣あたりから「質疑応答開始時に司会が参加記者へ、名乗ることを前提にする会見だと明言する会見」が一般的になった(それ以前はそういうルールを強いる会見自体がなかった)し、そのようなルールが明示されなくても、質問する際に名乗る記者が増えたように思います(いまでもたまに、「名乗ってから質問を」と明示されてなお、名乗らずに質問する記者はいます。年配に多い印象がある)。 それ以前、まあ15年以上前は、たとえばでかい事件の時の緊急会見などだと、記者席には「名乗るより前に質問を繰り出せ」みたいな空気があったと記憶しています。 また、省庁での記者クラブ会見とかだと、周囲の記者同士、会見相手も含めて、全員互いに顔見知りで、誰がどんなことを聞いたか、同室にいる人は全部わかっていて、「わざわざ名乗るほどでもないんだろうな」と思いながら見ていました。 わたくしのような雑誌編集者やアドバイザー的な参加だと(そもそも省庁会見に入るのは大変だった)、あの記者クラブの独特な仲間意識、ムラ意識はちょっと苦手でした。 で、そのいっぽうで、上記のような指摘を受けて、「ふーむ、会見や分野によるのかあ」という発見もありました。ご指摘ありがとうございます。主催者側に促されなくても名乗る記者はいたし、名乗るのが当然だというルールの会見や報道会社もあったということですね。 ということは、「名乗らないのがスタンダードだった」というのは語弊だったことになります。謹んで訂正いたします。そもそも「スタンダード」がなかったっぽい。 もちろん、わたくしの取材経験でも、確かに社名と氏名を名乗る記者はおりまして、そういう記者が始めのほうで名乗ってから質問すると、後続の質問者もみんな名乗っていたし、最初から数人が立て続けに名乗らないと、「あ、この会見は名乗らないんだな」という空気が生まれて、名乗る人も名乗らなくなるイメージがあります。 繰り返しになりますが、わたくしの経験では名乗る記者のほうが少なかったし、とはいえ名乗る人はいて、で、「名乗ってきた」「そちらのほうが多数派だった」という経験を持つ記者もいて、それはたぶんどちらも事実として正しいんだろうなと思います。 実際先ほどからいくつか検索して古い記者会見映像を見てみたら、名乗っていない記者もいれば名乗っている記者もおりました。会見によるし、記者によるんだろうなと思います。 そのうえで。 あらためて言えば、記者会見とそれに続く質疑応答の様子が広く長く視聴者や読者へ公開されるケース自体が15年以上前は珍しく、つまり記者が会見質疑で社名や氏名を名乗っていたとしても、それを一般視聴者や読者が知る機会自体が(その会見の場にいない限り)非常に限定的であったわけです。 それが近年、ライブ中継の普及や全文公開の需要増加によって、「質問する記者側」の様子も広く知られるようになった。 これまでは「誰が何を聞いたのか」を知る手段そのものがなかったけれど(そもそも記者の社名や氏名を報道する優先順位が低かったこともあり)、情報流通手段の進化によって、記者側、質問者側の情報も視聴者や読者に届けられるようになった。報道全体の変化(質的向上)は、この恩恵が大きい、ということなんでしょうね。
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記者会見で、記者側が社名と氏名を名乗るようになったのは大きな進歩だと思う。15年くらい前は名乗らないのがスタンダードだった。名乗ることに対して「ジャーナリズムが萎縮する」という反論もあった。名乗るようになって、報道各社、各記者の責任感が増したように思うし、記録と積み上げによる練度の向上が期待できるし、なにより答える側の応答精度が上がったように思える。誰だかわからない人からの質問より、ちゃんと身元と名前が分かっている相手のほうが答えやすいですよねえ。
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