安全通信で非常停止が入り、インバータは減速。STOも成立した。
それでも、リセットと同時に自動再開してよいとは限らない。
安川電機が、CIP Safety経由でSTOとSS1-tを扱うインバータ用オプションを発売した。オムロンも、CIP Safety対応I/Oなどを使う盤レス化を強化している。配線や安全リレーを減らせるのは大きい。
ただPLC・安全制御では、停止要求、SS1-t減速中、STO成立、機械停止、原因除去、手動リセット、再起動許可を分けたい。SS1-tの設定時間が終わっても、慣性負荷が物理的に止まった証明にはならない。
通信が戻った。ガードも閉じた。でも停止中に作業者がワークを動かした、軸を手動退避した、盤外I/Oを交換したなら、旧工程からは再開しない。軸位置、ワークID、構成情報、旧指令を照合し、継続、退避、初期化へ分岐する。
塗装ロボットなら、ロボット停止だけでなく、塗料、高電圧、エア、排気、塗装済み区間も確認する。必要なら安全低速で退避し、品質保留へ送る。
省配線は、安全状態を省略する理由にはならない。安全通信が正常であることと、人と設備が再起動できる状態であることを最後まで分ける。
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