私が外国人労働者の受け入れ促進に反対の理由
①ビジョンが無い
これは何度か言ってきた事ではあるが、外国人は無限に生えてくる資源では無い。今は発展途上の国もいずれ豊かになり人手を必要とするようになる。そうなった時に外国人の獲得競争は激しくなり、語学の壁もある日本では獲得出来ない可能性が高い。その時に今以上に外国人労働者ありきの構造になっていたらどうするのか。人口減少局面でいつまでも過度な便利さを保つのは不可能だ。少なくとも日本人だけで回る社会の形を模索し、その上で政策と関係なく日本で働きたいと自らやってくる外国人の方のみ、条件が合えば受け入れていくべきだ。一気に変化があるとダメージが大きいから今は少し受け入れる必要があるという事は否定しない。だが、企業が足りないというから入れるというそのビジョン無き姿勢には大いに反対しています。
②他国の失敗を繰り返さない理由が無い
海外でも先進国はどこも人手不足だと喧噪しており、つまり企業側が外国人労働者を欲しがっている。一方で負の側面に直面するのは住民だ。様々な軋轢が発生している事は言うまでもない。日本でも当然その事は認識されていて政治や行政の側は「語学教育」「地域住民との交流」などの対策をあげる。海外各国がそれをやらなかったと思うのかと言いたい。当然やった上で軋轢が発生しているのだ。つまり対策不可能だと言っているようなものである。北欧なんか相当力をいれて頑張ったのではないか。それでもスウェーデンに至っては移民に560万支給して自国に帰って貰おうとしている始末である。「企業の言う事を聞きメリットを与えます。住民との軋轢は解消できる見込みがありませんが我慢してください」。こんな歪な形に反対しています。
③道理が立たない
日本に入ってくるのが例え単純労働者だとしても、送り出し国ではそうではありません。日本に沢山労働者を送り出している国の中には2人に1人や、3人に1人が文字を読めないという国もあります。そうした国にとって「他国の言葉を理解する事が出来、働くことができる人」がどれほど貴重な人材かは言うまでも無いでしょう。散々途上国支援だなんだと言っておきながら、一方で先進国はそういう人材を根こそぎ持っていこうとしている訳です。昔は物価の差が今より圧倒的に大きかったので、働きに出て母国への送金という魅力もあったでしょうが、それも縮小しています。それよりも、国を発展させるのに欠かせない人材を政策で獲得しにいく姿にうんざりしています。
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