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でるた
@delta0401
だいたい観たものとか読んだものとか遊んだものの話。特撮多め。たまに長文を書きます→
加入 January 2010
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『廃用身』観ました。 只でさえ映画激戦区の5月にとんでもねえ日本映画がエントリーしてきたな…… あまりにも観ていて辛く、痛く、哀しく、そして怖ろしいため、完全にホラーを喰ってしまっている"医療映画"。こんなの出されたら 、2026年のホラー映画は全部茶番になってしまうんじゃないか。 『廃用身』、私は大学生の頃に原作を読み、その、「とある先進的医療」の是非を問うあんまりにもショッキングな内容に激しく脳を殴打された思い出がありまして(現役医師の小説家デビューというのも目を惹いた)、あれから20年程経っての映画化に「おお、学生の頃読んだね懐かし〜」と、軽い気持ちで足を運んだんですね。 当時は大変衝撃だったもののだいぶ内容も忘れているし、何より20年前の小説。今観たらそんなでもないだろうなって舐めも少しあり。 ……甘かった。 2026年に観る方が何倍も辛いよこの作品!!!!!! ・原作が書かれた2003年時点よりも、社会の高齢化及び介護現場の逼迫はさらに深刻化している(原作でも現場負担は大きな争点のひとつだが、やはり今視点だと、"まだ先の事"としてやや余裕がある) ・学生だった当時と違い、介護施設や病院においての勤務を経てきてる為、現場の葛藤・疲弊及び決断に踏み切った先生の精神状態もより胸に迫ってくる ・というか俺が歳を取っているので、他人事として読んでいた頃と比べ、この現象がいずれ自分にも降りかかってくる切迫感が半端ない。怖い。 ・題材が「四肢切断」なため、映像化との相性が悪夢的に良い。文字情報を伝達してからの脳内再生と比べ格段にショッキング 等々の要因により、2003年の医療現場を下地とした小説『廃用身』は色褪せるどころか、2026年のいまこそ映画化されるべきクリティカルな日本映画として、むしろ当時よりも鮮烈な時代性を有するに至ってしまった。 切るとこ切って詰めるとこ詰める(この作品で切るとか詰めるとか書くのも不謹慎だな)映像化の手際も素晴らしく、小説の映画化、という観点でも一級の出来栄えだったと思う。医師の手記というフェクドキュメンタリー形式で、おぞましくも淡々と進行していく原作の空気感を落とし込みつつ映画ならではのハイライトがしっかり付けられており、目を背けたいほど酸鼻、なのに、なのに、一切目を反らせずスクリーンへ釘付けにされてしまう……!身じろぎも許されない圧倒的緊張感に、観たあとどっと疲れた。疲れた。疲れた。重い。重いよ。俺もいずれああいう時が来ちゃうんだな……と考えると怖すぎて、映画館でなく家で観てたらあまりにも辛くて途中で逃げるように停止していたかもしれない…… でも、こういうヘビィな日本映画を1年に1本は映画館で観て背筋を伸ばす経験、大事だよな……『廃用身』、大傑作です。とんでもないです。
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