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並行図書 / Parallel Library | Alzhacker
@Alzhacker
学術論文・海外書籍・記事の紹介(with AI)。草の根コミュニティと病いの人を支え、並行社会による生存と再生を目指す。 分野:Iran/War, Health, Neuroscience, C19, Survival, 科学哲学, 抵抗言説 拠点:Site, Note, X, Telegram
Joined January 2017
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骨粗鬆症という「発明」 骨粗鬆症の診断基準は、ホテルの一室でその場の思いつきから作られた。これは陰謀論ではない。1992年6月、ローマのスペイン階段近くのホテルに、世界保健機関が招集した骨の専門家たちが集まった。会議の資金を出したのは、骨粗鬆症薬「フォサマック」を販売するメルク社。 同社は骨密度測定器の普及も強力に推し進めていた。 参加者の一人は後に、米公共ラジオ局NPRの取材に対しこう証言している。 「オステオペニア(骨減少症)」という用語は、その場で即興的に造られた。単に公衆衛生の研究者が「きれいな区分」を好んだからだ。 Tスコアがマイナス1.0からマイナス2.5の範囲の女性全員に、この新しいラベルが貼られることになった。会議の参加者たちは、これが「治療を必要とする病気」として患者に売り戻されるとは想像もしていなかったという。 データがすべてを物語っている。この定義により、閉経後女性の約半数が「患者」に仕立て上げられたのだ。 カリフォルニア大学サンフランシスコ校のスティーブン・カミングス教授は、この診断基準に「生物学的、社会的、経済的、治療的根拠は一切ない」と断言している。 根本的な問題は、この「でっち上げ」が善意や科学的議論から生まれたのではない点だ。 「骨を強くする薬」として売られたビスフォスフォネート系薬剤の実態は、さらに深刻である。 がまとめたコクランのデータが示す通り、骨折歴のない女性において、大腿骨頸部骨折のような命に関わる骨折を防ぐという質の高いエビデンスは存在しない。効果が認められるのは、すでに骨粗鬆症と診断され、なおかつ骨折歴のあるごく一部の患者に限られる。 しかも有害事象は凄まじい。 大腿骨の非定型骨折、顎骨壊死、食道がん、心房細動。骨を守るはずの薬が、骨を溶かし、顎を腐らせる。メルク社はフォサマックの訴訟で、約1200件の和解に2,800万ドル(約42億円)を支払った。新薬のプロリアは投与をやめると骨が反動で崩れる「リバウンド骨折」を引き起こし、イブニティには心臓発作と脳卒中の黒枠警告が付されている。 問題の本質は、薬が骨代謝の一方だけを乱暴に叩く点にある。骨は常に古い組織を壊し、新しい組織を作るリモデリングを繰り返している。原因は閉経によるエストロゲンの急減であり、ビタミンDやK2、ミネラル不足だ。「骨粗鬆症は薬不足が原因ではない」と私は断言する。 私の患者ハッティは、ホルモン補充と栄養療法、そして高強度の筋力トレーニングで、2年間で骨密度を7%増加させた。彼女は今、30代の同僚と変わらぬ活力で法廷に立つ。骨を測るDEXAスキャンは有用だが、製薬会社が描いた「スキャン→ラベル貼り→投薬」というレールに乗る必要はない。その薬こそが、あなたの骨にとって最大の毒かもしれないのだ。 — 著者:Robert Yoho, MD(医師) タイトル:『460. Osteoporosis: How Pharma Invented a Fake Diagnosis, Sold Poison Drugs, and Hid the Real Cures』(骨粗鬆症:製薬会社はいかに偽の診断をでっちあげ、毒薬を売り、本当の治療法を隠したか) 公開日:2026年7月23日
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