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菊地成孔(「新音楽制作工房」代表)
@SHIN_ON_GAK
菊地成孔です。僕が代表を務めている「新音楽制作工房」の告知用です。
Joined November 2022
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あんまりしたくない事なんですけど、僕の言い回しがいつもの感じで、意味がわからないという方が多かったので、Xのお友達ににもわかるように?可能な限り忖度して書いてみます。そんでも意味わかんないかもしれません。 先日、ライブ終わりで、ほとんど寝ながらX利用を楽しんでいましたが(「政専の人々と片っ端からやり合う」という形で笑)、どうにも「この人、若いな」と思った方が、こう口を滑らしてしまった記憶があるんですよね。 それは 「いざ戦争が来たら、音楽なんてやってる場合じゃない」 というものです。「口が滑った云々」は、僕の方の印象にすぎないかもしれません。 ただ、これは、僕より遥かに爺さま達が、雑に作ったデマゴーグですから正しておかないといけない。 「雑」というのは、「実際に、戦争が起こったらそれどころでなくなるもの」も、あるにはあるから」です。  ですけど「音楽」は違います。 まあ確かに、戦争になっても、変わらずフジが開催される可能性は戦争の程度によりますし、概ねないでしょうね。 ただ、これは「音楽」ちゅうより「でっかくて楽しいお祭り」という側面を指していると言っても良いです。 逆に「今までは<最前線にいる兵隊さんが、バンド作ってライブやると言うのは軍規的に無理だった>ろうけど、将来的には、小さな箱集めてビートぐらい作れるかもしれないし、フリースタイラーが最前線に配置されているかもしれない。とは思いますね。 とにかく<音楽>そのものは、あえて言えば必要な体内菌だとか祈りや呪いに近いもので、戦時に「それどころじゃない」どころか、歴史的には、戦争と手に手をとってタンデムで生きてきたぐらいの物です。 古代のトライバリズムに、戦闘の太鼓があったり、近現代には軍歌があったり、軍隊に軍楽隊がいたり、アメリカなんか最前線の兵隊にレコード聞かせたくて、蓄音機とレコードを飛行機から落としたり(Vディスク)、慰問公演もあったし、ラジオも欠かせませんでした。イラク戦争は、iPodとワイアード・イヤフォンの時代です。 僕の父親は満州鵜鉄道の警備員で、中国人の脱走兵を1人射殺しています(死ぬまで悔やんでました)、僕の一家は、戦前から商売をしていて、やがて太平洋戦争になって行って、というアレを全員経験しています(講演会で頑張ってる菊地秀行先生と僕はのぞいて。しかし今は、その2人だけになってしまいましたが)。 なので僕(も愚兄も)、平次が戦時になる過程や、戦時における最前線と、市民生活というものがどんなもんか聞かされて爺いになったのです。 また僕は、「戦争と音楽」 というのは、「主体とBGM」「BGMを得ることで実行が可能になる主体」という現在の関係的限界を超えて、いわゆる(料理の世界でいう)分子レヴェルで、戦争と音楽が関係していると思っていて、若い頃はそれをテーマにした音楽を作ったりしていました。  ですので僕は、若い方が「このままだったら戦争になってしまうぞ=なんとかしないと」と言っても、今は「そうだよな」しか思いません。  国旗は崇高なものですが、今更高い位を与える必要はない(敢えてそうして、愛国議論を読んでみよう、とかいう洒落た話なtら別ですが、そうは見えません)。他にもいっぱいキナ臭いと思いますよ。ただ、事前にこんなにキナ臭がられてはいなかったみたいです、前の戦前は。  ま、それはそれとして。僕は若い方が、僕が政治専門のXユーザーが、僕の発言から、音楽抜いて吹っかけてくんのは、カレーライスからカレーよけてライスだ毛について(下手するとコップの水だけについて)平然と吹っかけてるのと同じだからやめた方がいい。と思うと同時に、若い人が 「このままだったら戦争になってしまいそうだ」と思ったり書いたりしていることには何の文句もないですが 「戦争になったら音楽どころじゃない」は、曾爺いに騙されてるだけなんで、それは違うよと言ってるだけです。 悲しいかな、そして素晴らしきかな、音楽と戦争は非常に密接です。密接なのに結局は一つになれないし、一つになれないのに、あんなに命懸けで転移し合うという意味で、ロミオとジュリエットみたいなもんだとも言えます。 なので、マッシヴアタックがヤラかした事について、言いたいことを書いただけです。 「イマジン」の、厭世的なカヴァーもあるかと思いきや、話はそこで終わらないわけです。そもそもイマジン自体が、軍隊の命令に近い側面を持っている(僕は、イマジンが戦時に放送禁止になるのは、歌詞の内容があまりに平和的だから。だけではない。と踏んでいます)件、など。 せっかくの機会ですし、MAがしたことは、たくさんの人が見たことなんで、特に若い方がどう捉えるのかな?と思って書いたら、あっちゅうまにX国のマジョリティーである政専に取り囲まれてガーガー言うんで、うぜえなあこいつら、警察かよと言う以前に、彼らの内部に「音楽」が鳴っていないことに、ぶっちゃけ怖さを覚えています。以上です。音楽を続けます。 (菊地成孔)
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