《辺境者の歌》三章二十三節
『磨かれた床の下にも泥は眠り、拍手の時だけ匂い立つ。』
北砦演習の成果報告。よく訓練された拍手が並ぶ大広間で、佐々木が見ていたのは弾薬消費欄のない報告書と、桐谷が隠す右腕。
「弾薬消費と負傷確認を、別紙で提出したいです」
綺麗な言葉だけが紙に並んでいく場所で、拍手に水を差さずに小さく声を上げる——地味だけど、確かな一歩。
▼最新話「磨かれた床の下」
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「王都の端を越える朝」(三章十三話)。仮登録から正式タグへ切り替わった羽黒に、初めての泊まりがけの依頼が舞い込みます。
全員ステータス0。数字が見えるだけの少年は、魔法と弾丸の世界で、拍手の裏にあるものを見落とさない。
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