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【被災地に物資が届くまでの“あと1歩”をIT技術で支援】 | 京都大学防災研究所 畑山満則教授 「モノや人が足りなくなるのが大災害。実際にモノがない、人が足りないというのは現場でも非常に強く感じた」 「ただ、あるところまでモノは来ているという話もあり、そこから最後、本当に必要としているところに届けるという『ラストワンマイル問題』が課題だと強く感じた」 「ラストワンマイル問題は、モノが本当に欲しい人に届かないと解決しないという問題」 「この問題を解決しようと思うと『どこに支援を求めている人がいるのか』そして『誰がどのようにそこに運ぶのか』という問題を解決する必要がある」 「これは2016年の熊本地震の時もあったし、能登半島地震でも強く感じた。この問題自体は過去の阪神淡路ぐらいの時はなかなか顕在化しなかったが、近年の大災害では顕在化している問題ではないか」 ▼デジタル技術の活用について 10年前の熊本地震の時と今回で変化は? 「10年前はなかなかデジタル技術を活用するのにハードルが高かった。紙で物事を進めていくという形が多かった」 「これに対して今回はタブレットやスマートフォンを使って、最初から情報管理を前提に全体の物質の管理なり、被災者ニーズをこなしていくことを考えられているのが目立つ」 「我々も今回、八代市役所にスマートフォンを届けたが、そこではこれから災害ボランティアセンターが立ち上がって、保健師さんが健康状態のチェックなどをしに行く。そこでスマートフォンを使ってデータを入れるという取り組みが始まろうとしている。2016年の熊本地震ではなかなか見られなかったところ」 ▼デジタル技術をどう活用し生かしていくべき? 「近年はスマートフォンのデータから、誰が、どのぐらいの人数が、どの場所にいるかという情報が手に入るようになってきた」 「こういう情報を使うと、なかなか声を上げられていない、在宅で被災されている方、あるいは車で避難されている方の場所がざっくりとわかる」 「最後はマンパワーでそういう人たちを探していくとことが必要だが、効率よく、少ない人に頑張ってもらって、多くの声を上げられない人を探し出していくという形につなげられるのではないか」
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