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Itaru Tomita / 冨田到
@itarutomy
リサーチや研究開発向けの生成AIエージェント @snorbe_ai を作っています。 @deskrex | 著書 かんき出版『知的生産でAIを使いこなす全技法』 
Joined January 2018
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大規模言語モデル(LLM)に「株の大口注文をいつ・どれだけ売買するか」を決めさせる研究が出ていた( 機関投資家が大きな注文を一度に出すと価格が動いて損をするため、小分けにして執行する(親注文執行)のがアルゴリズム取引の基本課題。従来はTWAP(注文を時間で均等に分割する手法)のような固定ルールか、個別に学習させたモデルに頼るしかなく、市場の前提が変わるたびに弱くなったり再学習が要ったりした。 この論文が提案する「PACE」(先読み制御執行、の意)は、LLMに役割を分けて執行させる。Planner役が数十分単位の値動きの方向性を読んで大まかな配分計画を立て、Executor役がそれをもとに数分単位で数量を上下させる。市場の前提を置かず、専用の学習も不要というのが利点。 深セン証券取引所の実データで検証したところ、PACEはTWAPやAlmgren-Chriss(伝統的な最適化手法)、XGBoost/LSTM(学習ベースの手法)をすべて上回り、最も成績の良かった手法よりも0.65bps(ベーシスポイント、1万分の1)高い成績を出した。年間1000億ドルを取引するファンドなら年間650万ドルのコスト削減に相当する規模で、1,680件の注文全体でLLMのAPI利用料はわずか30ドル程度だったという。 行動特性も興味深く、人間の投資家は自信過剰だと成績が悪化しやすいが、このLLMは自信度が高いときほど成績が良かった。締め切り間際に慌てるのではなく、早めに多く取引を終わらせる傾向も見られた。
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