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〜インタビュー・大鈴木邸の下僕達〜
──CASE1 執事・丸子楽
Qあなたにとって執事とは?
「仕事だ仕事。
それ以上でもそれ以下でもねーよ」
Qあなたの仕事に対するポリシーを教えてください。
「だからねーよ、んなモンは…
ポリシーなんて語る暇があったら、
手ぇ動かしてワンコインでも多く稼ぐのがオレの流儀だ」
Q随分クールなんですね
「クールじゃなくて疲れてんだよ…
毎日毎日サファリパークみてぇな職場で精魂尽き果てるまで働いてるからな。
不機嫌な時に話しかけると刃物振り回しながら泣き喚くメイド…
仕事の話をすると万のビジネス用語をまくし立てて来やがる執事…
森で狩ってきた猛獣の生肉を主人の食卓に出すメイド長…
主人のバスタブを勝手に使った挙句、とんでもねぇ格好で屋敷をうろつく執事…
気がつくと副菜どころかメインディッシュまでモグモグしてる双子達…
そんな怪物達がうろつく貴族邸、想像できるか? オレはできるぜ!
なぜならそこがオレの職場だからなぁ…!」
Qどういったきっかけで大鈴木邸に勤める事になったのでしょう?
「少しでも高い給料が欲しくて貴族の屋敷を渡り歩いてたら、こんなモンスターハウスに行き着いたっつーわけだ。
金稼げんなら多少の難には目を瞑るつもりだったけどよぉ…
あいつら、全然多少じゃねーんだよな…」
Qそんな大鈴木邸の同僚達の印象について語ってください。まずは、執事長の澄野拓海さんについて
「なんでオレが平執事であいつが執事長なんだよ…!
なんであいつの方が給料高いんだよ!
おかしいだろ! ぜってーおかしいよな!?
理不尽が過ぎんだろ…!」
Qメイド長・雫原比留子さんについて
「…働く場所間違えてんだろあいつ。
肩に斧担いで屋敷うろつくメイドがどこにいんだよ。
オメーはコロッセオでモンスターとでもバトってろ、修羅女」
Q執事の蒼月衛人さんについて
「意識の高いビジネス用語並べる暇があんなら、オメーはもっと現場で汚れろよ! って言ってやりたいぜ。
青写真描く仕事でメシが食えるか?
汗水垂らして目の前のシミ一つに向き合うのが執事の仕事ってモンだろうがよぉ…!」
Qメイドの九十九過子さんについて
「…つまみ食いってのはなぁ、つまんでちょこっと食うからつまみ食いって言うんだぜ。
キッチンでフードファイトすんのはつまみ食いとは言わねーからな。
過子に言いてぇ事はそんだけだ…」
Q九十九今馬くんについて
「今馬は要領いいから何かと助けられてるぜ。
…まぁ、妹のメイド姿に興奮して鼻血垂れ流すのだけはマジで勘弁して欲しいけどな。
今月だけで7回だぜ7回。
あいつが血まみれにしたカーペット誰が洗ってると思ってんだよ…オレだよ!」
Qメイドの飴宮怠美さんについて
「…ノーコメントだ。あいつの恨みを買うと後がこえーからな。
その場ではスルーするくせに、ある日突然爆発して襲いかかってくるタイプだろあいつ…ニトログリセリンと一緒じゃねぇか」
Qでは最後に、主人の大鈴木くらら卿について語ってください
「あの傲慢トマトにはいずれ目にもの見せてやるつもりだぜ…!
今に見てろよ大鈴木…いつかオレはオメー以上に偉くなってやるからな!
オレが偉くなったら政治家に圧力かけて、トマトのマスクをかぶる事を禁止する法律をつくってやるぜ!
めんこい素顔を晒されて心細くなったあいつが、
『ふぇぇん…! マスク返してぇ…!』
って泣いてる姿が目に浮かんで──
Qちなみにこのインタビューの模様は大鈴木邸に中継されています。
「大鈴木はマジ最高の主人だぜ!
外見はゴージャスで高貴…内面は慈悲深くてお淑やか…あいつこそが貴族の鑑! いずれこの国の王になるべきトマト──
Qくらら卿から伝言が届きましたので読み上げます。
『貧民下僕の分際で、随分好き放題言ってくれるじゃない!
アンタの元に比留子を派遣したわ! 生死を問わずにアンタを確保するように言いつけてあるから、せいぜい抵抗してみせなさい! キシシシ…』
だそうです
「ふざけんじゃねぇよ…! あの修羅メイドと戦えってのか!
なぁ頼む、オレをかくまってくれよぉ…!
オレはまだ死にたくねぇんだ! もっとモテてぇ! もっと贅沢してぇ! もっとビッグになってオレに優しいお姉さんにチヤホヤ──
※インタビューは中止になりました。