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りいちろ
@riichiros
お芝居をよくみます。ダンスや落語も好きです。映画や絵や写真はもちろんジャンルに縛られない表現も大好物です。 さくリさく企画とかもやっています。毎日が彩りを失うことなく、瑞々しく、たくさんに楽しくありますように。
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2026年6月14日夜に waqu:iraz『#Trio-PPPP# ver-』を観ました。「Paperback Pick→Play→Party」の一作品。会場はPaperbackスタジオ。 ネタバレがあります。 入場すると3個のスーツケースがまず目に入る。壁際には背もたれ椅子。舞台上手の隅にはコンパクトな音響や照明の機材が置かれている。これは始まってから出演者が自らオペレーションをできそう。舞台面と客席の間は電飾と思しきもので隔てられている。やがて場内は満席に。 waqu:irazの舞台は2015年にスタジオ空洞で観た『プラスチックプール』が初めて。その時の俳優たちの身体のキレに圧倒され、そうして描き出すものの研がれ方に見事に嵌った。それ以来、様々な場所で様々な人数のキャストでの彼女たちの舞台を何度も観ている。今回のPaperbackスタジオは彼女たちの上演した舞台のなかでも狭い部類だし3人のキャストも選りすぐり感が強い。 自らを魔女だという彼女たち、その先では自らがあろうとする姿を一人ずつ描き出していく。オフィスでの仕事、スタイリスト、和菓子屋の店長、それぞれの担う現実を描き出す語り口はコミカルでもあり現実のありようでもある。それが台本やそれを支える身体や歌での表現とともに観る側の心当たりとなり実感となって渡されていく。気が付けば創意や表現の研がれ方とともに観る側の実感として響いていくことに取り込まれている。既成のコンサバティブな女性のあるべき論が巻物に手書きで丁寧に書き込まれ、それが体に巻き付けられている表現などを見て、その丁寧さへの遊び心が観る側に対する彼女たちが語り掛けるものの浸透力となっていることに心を捉えられる。コラージュされたような表現ではあるのだけれど、また舞台の広さからしてもこれまでのwaqu:irazのようなダイナミックな表現ではありえないのだけれど、そもそもPaperbackスタジオの空間にはにはなにか表現を呼吸させるような魔法がかかっている。そのなかでの魔法使いが描き出す断片たちには、表現の洗練に捕らわれつつ、目を奪われることのないこの空間でしか紡げない女性たちの温度をもった想いが感じられる。 当日パンフレットを読むと、作品は新潟、札幌、長野県上田市でのツアーを経てこの地に降り立ったとのこと。きっとその場所ごとに全く違う空間の舞台なのだろうと思う。作品にたっぷりと目を奪われた先で、それぞれの場所でどのような魔法がかけられたのか、そんなことも考えながらの帰り道だった。 #waquiraz# #TrioPPPP#
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