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Keepon
@sincoscossin
社会の構造や矛盾に目を向け、庶民目線で情報を収集し発信しています。 世の中がデジタル監視社会に向かっていると感じ、考えを整理するためにSNSを活用。 フォロワーさんからも多く学ばせてもらっています。 鍵垢、エロ垢、投資垢はブロックします、ご了承を。
参加 January 2010
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いわゆる「世界の工場から、世界のATMへ変わった」というのが、今の日本経済の本質だと思う。 国内で製造して輸出し、外貨を稼ぐ国から、海外に築いた資産や現地企業から配当・利子を受け取る国へ変わった。 プラザ合意後の円高と企業の海外移転が、大きな転換点になった。 しかし、海外で得た利益の多くは現地で再投資され、円に戻ってこない。 そのため、統計上は巨額の経常黒字でも、国内の購買力や円買いには十分につながらない。 一方で、エネルギーや製品の輸入、海外デジタルサービス、海外投資には外貨が必要になる。 つまり日本は海外で稼いでいるのに、その利益が国内へ十分に戻らず、円売りにつながる外貨需要ばかりが強く表れる構造になっている。 その結果が今の円安であり、中間層の購買力低下だ。 個人消費が弱れば、企業は個人を顧客とする内需型経済から、政府と大企業を顧客とする受注型経済へ傾いていく。 防衛とAIインフラ。 こうした政府予算と結びつく産業への傾斜が、有事国家化やデジタル管理社会化へ進みやすい経済的な土台を作っていく。 円安は、単に輸入品が高くなる話ではない。 日本の産業構造と、国家の形そのものを変えていく問題だ。
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「なぜ巨額の経常黒字がありながら歴史的な円安が進むのか」 BA(アベノミクス前)と AA(アベノミクス後)の構造的対比 1996年〜2025年の国際収支統計の年平均データを整理すると、日本経済が「貿易で稼ぐ実物経済」から「海外資産の利回り依存型経済」へ変質した姿が浮き彫りになる。 (表) ① 第一次所得収支の実体(円還元率) 第一次所得収支(年間26兆円超)の多くは、海外現地子会社の再投資や海外での再運用に回り、外国為替市場で「ドル売り・円買い」として実効的に持ち帰られる割合(円転率)が極めて低い。3割以下だと経常収支黒字は相殺されるが、実際の円建て還流分はそれよりわずかだ。 結果として、統計上の経常黒字がどれほど巨大であっても、為替市場における円買い圧力として作用せず、「黒字なのに円が買われない」という見せかけの黒字を生み出している。 ② 企業の直接投資流出という恒常的な円売り圧力 直接投資の流出(AA期で年平均18.3兆円)は、日本企業が円をドルなどの外貨に変えて海外の企業買収(M&A)や工場建設に向かう動きだ。 これは一時的な投機ではなく、実需に基づく不可逆的かつ強烈な円売り・外貨買いの底流(構造的資本流出)として市場に重くのしかかり続けている。 ③ 貿易・デジタル赤字の実需円売り 貿易赤字(年-2.2兆円)とデジタル赤字をはじめとするサービス赤字(年-4.6兆円)は、100%確実に円を売って外貨を支払う実需の円売りだ。 第一次所得収支の円買戻しが不十分なため、実需の円売り(貿易赤字+デジタル赤字+直接投資流出)が市場を圧倒し、結果として強烈な円安圧力が持続する構造ができあがっている。 3. キャピタルフライト(証券投資)に関する見立て 証券投資(BA: -4.0兆円 ➔ AA: -1.3兆円)の流出が減少傾向にある点から、金融資産の本格的なキャピタルフライト(資本逃避)はまだ起きていない。 現在起きているのは、国民や金融機関がパニックになって一斉に海外へ資産を逃がすアルゼンチン型キャピタルフライトではなく、企業構造の海外シフトに伴う実務的な直接投資流出と実需の貿易・デジタル赤字による構造的円安である。 言い換えれば、まだ家財道具(証券資産)まで持ち出されて逃げられたわけではないという意味で最後の防波堤は残っているものの、このまま国内供給力と中間層の弱体化が続けば、いずれ個人や機関投資家の証券投資流出(本格的なキャピタルフライト)へ波及するリスクを孕んでいる。 統計データは、アベノミクス以降の異次元緩和と円安誘導が、期待された『輸出数量の増加・国内産業の復活』をもたらさず、むしろ『企業の海外脱出(直接投資流出)』と『国内供給能力の崩壊(貿易・デジタル赤字)』を加速させたという歴史的事実を冷徹に証明している。 対外純資産と第一次所得収支という過去の遺産で食いつなぎながら、実体経済の実需(直接投資・デジタル)では激しく円売りが進行しているというこの国際収支の構造変化こそ、日本が今すぐ国内の供給能力と中間層の再生に舵を切らなければならない最大の根拠と言える。
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