動画AIは「答えられる」けど「いつ・どこで」をうまく指し示せない、という意外な弱点が浮き彩りになりました。
タイトル: OmniCompass: A Holistic Benchmark for Omni-Modal Video Grounding and Understanding
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💡 概要
香港理工大学とOPPO Research Instituteが、動画理解のための新しい包括的ベンチマーク「OmniCompass」を発表しました。50種類のモデルを対象に、時間的・空間的な位置特定能力と質問応答(QA)能力を同じ土台で評価しています。
🎯 解決する課題
既存のベンチマークは視覚情報のみ/音声視覚のみに偏ったり、QAか位置特定のどちらか一方しか測らなかったりと評価範囲が断片的でした。「テキストだけで対象を指定した場合」と「テキスト+参照画像で指定した場合」の予測が本当に一致しているかを測る仕組みもありませんでした。
🧪 手法
820本・80.6時間の動画(7ドメイン・52サブカテゴリ)に、同じ対象・同じ正解を共有するText設定とText+Image設定のペアを用意。視覚言語モデル向けのOmniCompass-VLとオムニモーダルモデル向けのOmniCompass-AVの2トラックで、時間グラウンディング(TG)・空間グラウンディング(SG)・QAの3タスクを統一評価します。両設定間の予測一致度を測る新指標「クロス指定一貫性スコア(CS)」も導入しました。
📊 実験結果
QAでは最高69.1%(VL)・78.2%(AV)まで届くのに対し、時間グラウンディングは最高でも27.1%(VL)・40.6%(AV)に留まり、「答えは出せるが位置は示せない」という大きなギャップが判明しました。オープンソースのトップモデルはAVトラックのCS平均で24.6%と、プロプライエタリのGemini-3.8-Flash(57.4%)に32.8ポイントもの差をつけられています。
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