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Lord Luther-Hiroshi Ichimura
@luther_ichimura
声楽家・シェイクスピア俳優/発声・発語・滑舌・演技指導者/ボイトレに筋トレを持ち込んだパイオニア 国立音楽大学声楽科卒/欧米にて研鑽を積む 東京二期会会員(市村ヒロシ名義)/国際演劇協会日本センター会員/NPO法人副理事長/『副次的文化系歌曲祭』運営委員会委員長/合唱集団EARTH名誉サポートメンバー/昭和音楽大学講師
Joined September 2010
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最後の音を切った瞬間、合唱はまだ終わっていない。 会場には、自分たちが歌った終止和音の余韻が響いている。 よく整った和音は、声を切ったあともまとまりを保ったまま静かに消えていく。 ところが、残響が「ワンワン」と膨らんだり弱まったりしながら消えることがある。この揺れが「うなり」である。 うなりは、それぞれの声部が少しずつ高かったり低かったりして、和音が十分にかみ合っていないときに起こりやすい。 歌っている間は声量に紛れて気づかなかったずれが、声を止めたあと、残響の揺れとして聞こえてくるのである。 もちろん、会場の反響が影響する場合もあるので、うなりだけを聞いて「誰かの音程が悪い」と決めつけることはできない。 それでも、和音全体を見直す手掛かりにはなる。 稽古では、声を切ったらすぐに動いたり話したりせず、残響が消えるまで耳を澄ます。 揺れが聞こえたら、最後の音だけでなく、その和音へ入る少し前から歌い直すと、どこで響きが崩れたかを確かめやすい。 終止和音は、声を切った時ではなく、響きが消えた時に終わる。
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