Register and share your invite link to earn from video plays and referrals.

あたらしいりんちゃん
@newrinchan_ange
広報マーケの会社員、兼作家志望です。小説、エッセイ、心にうつりゆくよしなしごとを綴ります。ちょっと変わった人生を覗きたい人へ。気が向いたら、現実でもどうぞ。
Joined April 2026
137 Following    250 Followers
ユドコウスキー&ソアレス『超知能AIをつくれば人類は絶滅する』をもとに、安野貴博×駒村圭吾×長谷敏司が鼎談するイベント「AIと人類と文学の未来」へ行ってきた。 作家兼政治家、憲法学者、作家という異色の組み合わせ。 ひとりの作家志望としても、ちょうどAIをテーマにしたSFを書いている身としても、どんな話が聞けるのだろうと、楽しみに神保町の日本出版クラブへ降り立った。 議論は、著作の内容からさらに一歩先へ進んでいく。 とりわけ印象的だったのは、「これからの社会にAIが前向きに参画するためには、どのような環境を整えるべきなのか」という問いだった。 飛躍的な進歩を重ね、自律的に判断しているようにも見えるAIと、人間はどのような関係を結ぶのか。 そして、人間と共存することに、AI自身が価値を見いだせる仕組みをどうつくるのか。 そこで語られた主張のひとつが、「AIの身体権を保障する」というものだった。 AIエージェントが自ら確保できなくなったエネルギーを、人間社会が福祉として供給する。人間にとっての生存権や社会保障にあたる仕組みを、AIにも構想するというのである。 トマス・ホッブズやジョン・ロック、ルソーらの社会契約論と、それを現代に引き直したジョン・ロールズの『正義論』が、自然と思い起こされる。 国家や社会は、構成員に何を求めるのか。その代わりに、何を保障するのか。 AIという新しい存在と手を取り合い、ひとつの文化圏を築くことになるのだとすれば、そこにもまた、新たな社会契約が必要になるのかもしれない。 AIの誕生によって、わたしたちは未来の知性について考えているようでいて、逆説的に、社会生活とは何か、国家とは何か、人間がともに生きるとは何かという、古く根本的な問いへと連れ戻されている。 自分が人間として生まれるのか、AIとして起動するのかを知らないまま、わたしたちは公正な社会のあり方を選べるだろうか。 その問いの先で、顔を持たないAIとのあいだに垂らされるのは、無知のヴェールなのか。 それとも、AIという存在そのものを見えなくする、透明なヴェールなのか。 AIについて考えることは、結局、人間社会そのものを問い直すことなのだ。 #AIと人類と文学の未来#
Show more