今日は、15時から、「令和8年熊本地震 第10回 非常災害対策本部会議」を開催しました。
被災自治体や被災された方々から、政府として、直接ニーズを伺う機会も増えており、避難されている方々の支援や被災地の「復旧・復興」に向け、対応が進んでいます。
各大臣には、現場から寄せられる貴重なお声を踏まえ、先日策定を指示した『支援パッケージ』に盛り込むべき支援策の検討など、先手・先手で取組を進めるよう、指示しました。
今は、片付けなどのため、避難所からご自宅に戻って「在宅避難」に切り替える方々も徐々に増えてきており、こうした避難所を離れられた方々への支援も切れ目なく継続する必要があります。
各府省庁には、「在宅避難」に切り替えられた方々を含めて、「見守り、生活相談」などを改めて徹底するよう、指示しました。
<医療・福祉の確保、アウトリーチ支援について>
「在宅避難」、「車中泊」をされている方々を含め、「避難されている方々の健康管理」などについては、
・健康管理や感染症管理・対策の支援を行う保健関係の47チーム
・避難所などにおける救護活動などを行う医療関係の150チーム
・要配慮者への福祉的支援や避難所の環境整備などを行う福祉関係の15チームが、被災地でそれぞれ活動を行って下さっています。
厚生労働省には、必要な方に切れ目なく支援が行えるよう、万全の体制を整えるよう、指示しました。
<生活用水の確保について>
生活環境の改善に向け、「生活用水の確保」は極めて重要な課題です。
給水車や水資源機構の「可搬式浄水装置」などを活用し、「トイレカー」や「水循環シャワー」などの生活用水のニーズに対する給水支援を含め、きめ細やかな対応を継続・徹底します。
被災地で多く使われている「井戸への対策」を進めるため、「現地対策本部」のもとに「対応チーム」を設置しました。
国土交通省には、「上下水道の応急復旧」に加え、「対応チーム」を中心に、「井戸の対策」についても、自治体と連携して現地の状況やニーズの把握を行い、被災された方々のための取組を速やかに進めるよう、指示しました。
<生活環境の向上(応急的な住まいの確保)について>
「応急的な住まいの確保」に向けては、新たに昨日(11日)、八代市において「建設型応急住宅」の工事が始まったほか、15市町村において「賃貸型応急住宅」の受付が開始されています。
内閣府には、被災者の方の「仮設住宅」や「賃貸型応急住宅」への入居が着実に進むよう、「伴走型」で自治体の業務を支援するよう、指示しました。
<ボランティアの活動状況について>
「災害ボランティア」に関しては、八代市でも具体的な活動が始まり、11箇所の「災害ボランティアセンター」で活動しており、専門的な技術を持つNPOなどによる「支援調整」も進んでいます。
ボランティアやNPOの皆様に、感謝申し上げます。
<子どもの居場所づくり(保育園、学童など)について>
被災されたお子さんたちにとって、またお子さんがいらっしゃるご家庭の方が安心して家の片づけや仕事などを再開するためにも、「保育の態勢」や「安心・安全に過ごすことができる居場所」を確保することが重要です。
内閣府をはじめ関係府省庁には、熊本県や関係団体などと緊密に連携して、「こどもの居場所の確保」と「保護者への必要な情報提供」に全力で取り組むよう、指示しました。
また、文部科学省には、被災した地域における学校の「新学期」の円滑な開始に向け、現場の支援を強化するよう、指示しました。
<震災便乗犯罪への対応状況について>
「被災地の治安」を確保して、被災された方々の不安の解消に努めることは、極めて重要です。
警察では、各都府県警察から派遣された「特別自動車警ら部隊」などが順次入県し、「警戒・警ら体制」や「相談活動」、「防犯指導活動」などの体制を強化しています。
また、8月10日から派遣されている「特別犯罪抑止部隊」が「防犯カメラ」の設置を迅速に進めているほか、近く、全国から「特別機動捜査部隊」を派遣し、「便乗犯罪」の捜査体制を一層強化します。
<消費者トラブルへの対応について>
被災後の混乱に便乗して、点検商法や不当な高額請求などのトラブルも懸念されます。
消費者庁には、震災に便乗した「悪質商法」などの被害を食い止めることができるよう、関係省庁と連携して、国民の皆様への「注意喚起」に取り組むよう、指示しました。
<災害廃棄物の処理への対応について>
ニーズが高まっている被災自治体の損壊家屋などの「公費解体・撤去」について、環境省には、緊急的な公費解体を含めた被災自治体の準備支援を加速するとともに、「支援調整本部」を活用して、被災自治体のニーズに沿った迅速かつ効率的な支援を進めるよう、指示しました。
<企業支援(新たな激甚災害指定の見込み)について>
生活基盤の復旧が進む中、「地域経済の再生」に向けた取組も加速してまいります。
「激甚災害」の指定については、中小企業の「災害関係保証の特例」について、御船町に続き、新たに八代市についても「局激」の指定基準を超過する見込みが立ちました。
経済産業省には、自治体と連携して「被害実態の把握」を進めるとともに、被災された中小企業などの皆様の「事業継続・事業再開」に万全を期するよう、指示しました。
被災された中小・小規模事業者への「資金繰り支援」については、「特別相談窓口」の設置や官民金融機関への要請などを通じ、事業者の事情に応じた丁寧な対応を続けていきます。
「局激」の指定見込みにより、御船町と八代市については、既に実施している日本政策金融公庫による「災害復旧貸付」について、指定された地域では1,000万円を上限に「貸付金利」を更に0.9%引き下げる「追加措置」に加え、「セーフティネット保証4号」とはさらに別枠で100%保証する「災害関連保証」を講じる予定です。
政府としては、地域経済や「サプライチェーン」への影響をしっかりと把握するとともに、被災事業者や協力企業への支援、「生産機能の回復」などについて、関係省庁が連携して必要な対応を行ってまいります。
<雇用支援について>
被災地における早期の復旧・生活再建に向けては、被災地における「雇用支援」も重要です。
厚生労働省には、「雇用調整助成金」による「雇用維持支援」の強化に向けて、しっかりと取り組むよう、指示しました。
<観光支援について>
被災地の地域経済の再生に向けては、「観光需要の回復」や「風評被害の払拭」が重要です。
国土交通省には、被災地からのニーズや復興状況を踏まえた、被災地とその周辺地域における「観光需要の喚起」・「風評被害の払拭」のため、必要な対策の検討を加速するよう、指示しました。
発災から2週間が経ちました。
「できることは、すべてやる」という決意の下で、政府の総力を結集し、被災地と被災された方々の立場に立ち、取組を更に加速してまいります。
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本日、午後から、「令和8年熊本地震 第13回 非常災害対策本部会議」を開催しました。
「令和8年熊本地震」から、明日で1か月となります。
被災地は、「平成28年熊本地震」、「令和2年7月豪雨」、「令和7年の大雨」に続き、今般の災害によって、いわば「四重苦」に見舞われました。
政府では、発災直後から「非常災害対策本部」を設置し、被害状況の把握、救命救助や捜索活動、インフラの応急復旧、停電・断水などの解消に全力で対応してきました。
また、内閣府の「ふるさと防災職員」を始め、多くの職員を現地に派遣して、「災害関連死」の防止に尽力するとともに、8月4日には、災害対応を強化するため、242億円の予備費の使用を決定しました。
本日も、先ほど、九州新幹線が、「9月18日から全線で運転を再開する」との発表がありました。
しかし、今なお、多くの方々が猛暑の中で厳しい避難生活を余儀なくされています。
本日、被災された方々が一日も早く、もとの平穏な生活を取り戻すことができるよう、緊急に対応すべき施策として、『被災者の生活となりわい支援のためのパッケージ』をとりまとめました。
『支援パッケージ』は、「生活の再建」、「なりわいの再建」、「災害復旧」の3つの柱で構成しています。
第一に、「生活の再建」のために、
・生活環境を整えた上で避難者を受け入れる「拠点避難所」の環境整備、
・半壊家屋も含めた解体・撤去への支援、
・車中泊や在宅などで避難されている方々も含めた見守りや相談支援
などに取り組みます。
第二に、「なりわいの再建」のために、
・「自治体連携型補助金」などの「対象事業者の拡充」と「なりわい再建支援補助金」並みの高い補助率による事業者の施設・設備の復旧への支援、
・多重被災により既往債務を抱える事業者への支援、
・農業の共同利用施設の再編集約・合理化や機械・施設の再取得・修繕への支援、
・観光需要を喚起する宿泊料金などの割引支援、
・「雇用調整助成金」の特例措置
などに取り組みます。
第三に、「災害復旧」などのために、
・公共土木施設などの復旧事業の国庫補助率の嵩上げ、
・上下水道の早期復旧、
・個人の井戸の復旧についての「災害救助費」などによる新たな支援、
・地方公共団体の様々な財政需要の的確な把握と適切な「地方財政措置」の実施
などに取り組みます。
被災自治体などからの要望にも、しっかり応える緊急対応策としています。
これらの施策を実施するため、総額1,478億円の「予備費」の使用を、明日、閣議決定します。
各大臣には、被災された方々の生活となりわいの支援のため、『支援パッケージ』を直ちに実行に移すよう、指示をしました。
また、各支援策が、必要とされる方々に確実に届くよう、各府省庁においても、自治体とも連携して、被災された方々のお立場に立った分かりやすい広報・発信を行うよう、指示をしました。
加えて、避難所となる全国の「学校体育館などのエアコン設置率」について、「令和17年度中に100%」という目標を、「令和13年度中に100%」に前倒すこととしました。
被災地の声にしっかり耳を傾け、「できることは、すべてやる」という決意で取り組んできましたが、「これまでできなかったこと」も、「やるべきことは新たにやる」という考えで、『支援パッケージ』に盛り込みました。
被災された方々の生活となりわいの再建支援に、政府一丸となって全力を尽くします。
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本日午後3時から、「令和8年熊本地震 第9回 非常災害対策本部会議」を開催しました。
本日は、災害対応の陣頭指揮を執っておられる熊本県・木村知事から、ご要望をいただきました。
第一に、猛暑の中での避難所における衛生環境向上や生活用水の確保、医療・福祉の確保に向けた支援。
第二に、復旧・復興に向けては、10年前の地震に対する国の支援を踏まえた支援、特に、何度も被害を受けた事業者、被害の大きい事業者などへの手厚い支援についてです。
各大臣には、知事のご要望も踏まえ、前回に策定を指示した被災された方々の生活と生業の再建に向けた『支援パッケージ』に必要な支援策を盛り込むなど、先手・先手で取組を進めるよう、指示しました。
<「被災者生活再建支援法」について>
生活再建の支援に関し、「被災者生活再建支援法」については、住宅に多数の被害が確認されたことから、熊本県全域に適用する見込みとなりました。
これにより、最大300万円の支援金の支給が可能となります。
あかま大臣には、被災された方々が迅速な支援を受けられるよう、罹災証明書の速やかな交付を実現するために、関係大臣と連携して支援を強化するよう、指示しました。
<避難所における衛生環境の向上について>
発災から明日で2週間となります。
避難所の生活環境の改善は極めて重要な課題です。
トイレカーや段ボールベッドをはじめとする避難所支援物資や、水循環シャワーなどの入浴支援、キッチンカーなどのニーズを具体的に把握し、きめ細やかな対応を、より一層進めます。
8日から、ホテル・旅館等避難の申込を受け付けるコールセンターが熊本県に設置されるなど、二次避難の促進に向けた取組を強化しています。
また、応急的な住まいの確保に向けては、宇城市、氷川町に加え、9日から美里町、本日から熊本市において、新たに「建設型応急住宅」の工事が始まっており、14市町村において、「賃貸型応急住宅」の受付が開始されています。
あかま大臣には、避難所の生活環境の改善と被災された方々の仮設住宅への入居が着実に進むよう、伴走型で自治体の業務を支援するよう、指示しました。
また、台風13号の接近により八代港を離れていた「はくおうⅡ」が本日、八代港に再入港し、明日11日から、入浴支援、クーラーの効いた休憩所の提供、「船舶活用医療推進法」に基づく医療提供を再開する予定です。
<震災便乗犯罪への対応について>
震災に便乗した犯罪としては、本日8時30分までに窃盗など7件を認知しており、このうち1件が、一昨日に検挙されました。
警察には、震災に便乗した犯罪に厳正に対処するとともに、防犯カメラの追加設置など、被災地の安全・安心を確保するための取組を的確に推進し、犯罪被害の防止や被災された方々の不安の解消に努めるため、各種取組を推進するよう、要請しました。
<医療・福祉の確保/アウトリーチ支援について>
在宅避難、車中泊をされている方々を含め、避難されている方々の健康管理などについては、「災害派遣医療チーム」(DMAT)、「災害派遣精神医療チーム」(DPAT)などの医療・福祉チームによる取組が進められているところですが、今後は避難所から二次避難先などに移られる方も増えてまいります。
上野大臣には、必要な方に途切れなく支援が行えるよう、万全の体制を整えるよう、指示しました。
<生活用水の確保/インフラ復旧の状況について>
水については、医療・福祉機関や避難所向けの水の供給が滞ることのないよう、給水車の派遣などの給水支援を継続・徹底していきます。
昨日も、本日も、米軍による「飲料水輸送」のご支援をいただいており、感謝申し上げます。
被災地では井戸が多く使われていますが、地震の影響による濁りなどで使えなくなっている井戸があるため、業界団体と連携して井戸の工事業者を確保するなどの取組を進めます。
水道配管の修復が完了した地域が増えていますが、宅内配管についても修繕を適切に実施できる事業者を住民の皆様に周知するなど、各戸で円滑に水が使用できるよう、必要な取り組みを進めます。
被災された方々の日常生活の再建に向けては、交通網の速やかな復旧が不可欠です。
JR九州の、現在運行が停止している鉄道の復旧の見込みは今月中に示される予定です。
高速道路については、九州自動車道の全線で、明日11日には、「緊急車両」の通行が可能となり、8月後半には、一般車両も通行可能となる見込みです。
金子大臣には、技術的支援をはじめ、一日も早い復旧に向け、事業者と緊密に連携し、あらゆる手段を講じ全力で取り組むよう、指示しました。
<学校の再開への取組について>
松本大臣には、被災した地域における学校の新学期の円滑な開始に向け、必要な支援を行うよう、指示しました。
特に、避難所として活用されている学校については、現場での調整が円滑に行われるよう、支援を徹底していきます。
<ボランティアの活動状況について>
災害ボランティアに関しては、本日時点で、被災地の市町が設置する11箇所の「災害ボランティアセンター」が活動を開始しており、専門的な技術を持つNPOなどによる支援調整も進んでいます。
あかま大臣を中心に、本格化しているボランティア活動を適切に支援するよう、指示しました。
<災害廃棄物の処理への対応について>
災害廃棄物処理については、被災自治体の損壊家屋等の公費解体・撤去に関する支援のニーズが高まっています。
石原大臣には、緊急的な公費解体を含めた被災自治体の準備支援を加速するとともに、環境省・熊本県・熊本市が設置した「支援調整本部」を活用し、被災自治体のニーズに沿った迅速かつ効率的な支援を進めるよう、指示しました。
<応援職員の派遣状況について>
被災した自治体には、全国の自治体職員が応援に入ってくださり、各省の職員も現地に入って災害廃棄物対策や熱中症対策などに当たっています。
現地でのご奮闘に改めて感謝申し上げます。
一方、被災した自治体の状況・課題は自治体ごとに様々であり、そのニーズは多様です。
各大臣には、被災した自治体、被災された方々に必要な支援をお届けすることができるよう、必要なマンパワーを被災地に投入するよう、指示しました。
<中小企業等支援について>
中小企業等の被害については、局地激甚災害の指定見込みにより、「自治体連携型補助金」を通じて、熊本県が実施する県内全域の中小企業・小規模事業者の復旧事業を「なりわい再建支援補助金並み」の高い補助率で支援することが可能になります。
熊本県と連携し、被災事業者などの実態を踏まえ、補助対象となる事業者の範囲や多重被災された方々への支援を含め、被災中小企業・小規模事業者支援の在り方について検討し、赤澤大臣、片山大臣を中心に、丁寧かつ柔軟な支援に取り組んでいくよう、指示しました。
<雇用について>
地域の雇用が維持されるのか、不安の声も寄せられています。
上野大臣をはじめ関係大臣には、連携して、安心していただける対策を講じるよう、指示しました。
<観光支援について>
木村知事のご要望にもあったとおり、復旧・復興に向けた支援も全力で進めてまいります。
被災地の地域経済の再生に向けては、観光需要の回復や風評被害の払拭が重要です。
金子大臣には、被災地からのニーズや復興状況を踏まえた被災地及びその周辺地域における観光需要の喚起、風評被害の払拭のため、必要な対策に迅速かつ着実に取り組むよう、指示しました。
<文化財被害対策について>
熊本城の石垣の崩落を含め、各地で文化財の被害も明らかになってきています。
松本大臣には、被災した文化財の保全・管理に万全を期して、復旧が早期に進むよう、被災自治体とも連携し、しっかりと取り組むよう、指示しました。
知事のご要望もしっかり受け止め、10年前の地震、度重なる水害など、何度も災害に見舞われている地域の実情も踏まえ、「できることは、すべてやる」という決意の下で、政府の総力を結集し、被災地、被災された方々のため、強力に取組を進めてまいります。
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本日、午後から、「令和8年熊本地震 第12回 非常災害対策本部会議」を開催しました。
<個人の井戸の復旧などについて>
「個人の井戸の復旧」についても、今般新たに、「災害救助費」などにより、支援ができるようにしました。
また、「現地対策本部」に設置した「井戸水対応チーム」を中心に、井戸の洗浄を開始しています。
金子大臣には、「水道施設の復旧」に加え、「井戸の復旧」についても、工事業者の確保などの支援を行うよう、指示しました。
<鉄道の運休区間の「代替輸送」について>
JR九州、肥薩おれんじ鉄道については、一部区間の運休が続いています。
金子大臣には、早期の「全線復旧」を後押しするとともに、運休区間における「代替輸送」の確保について対応を進めるよう、指示しました。
<農林水産業への支援について>
基幹産業である農林水産分野でも、大きな被害が確認されています。
山本政務官には、集出荷施設などの共同利用施設に対して、単純な復旧だけではなく、将来を見据えた再編集約・合理化に向けた支援を検討するよう、指示しました。
また、いぐさの織機などの農業用機械や施設の再取得・修繕、種子・種苗といった資材調達などの支援も検討し、農林漁業者が将来に希望を持って生業を継続・再開できるよう、必要な対策を速やかに取りまとめるよう、指示しました。
<地域産業の早期復旧・事業継続への支援について>
赤澤大臣には、「被災中小企業・小規模事業者支援」については、熊本県と連携し、被災事業者などの実態を踏まえ、「補助対象となる事業者の範囲」や「多重被災された方々」への支援を含め、丁寧かつ柔軟な支援に取り組むよう、指示しました。
また、「雇用維持支援の強化」のため、上野大臣には、「雇用調整助成金の特例措置」が幅広く利用されるよう、周知・広報にしっかり取り組むよう、指示しました。
<『支援策のパッケージ』の月内とりまとめについて>
これまでの懸命の取組により、「被災された方々への支援」や「生活インフラの復旧」などは着実に進んでいますが、今なお、多くの方々が避難生活を余儀なくされています。
被災された方々に1日も早く元の暮らしを取り戻していただけるよう、『支援策のパッケージ』を今月中に取りまとめ、政府として全力で支援をいたします。
各大臣、副大臣、政務官には、先日、熊本県の木村知事や「九州経済4団体」から頂戴したご要望、被災された方々・被災自治体から伺ったお声などを踏まえ、「できることは、全てやる」との決意の下、必要な支援策について早急に検討・調整を進めるよう、指示しました。
政府の総力を結集し、取組を加速してまいります。
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本日15時から、「令和8年熊本地震第5回非常災害対策本部会議」を開催しました。
「令和8年熊本地震」でお亡くなりになられた方々に哀悼の誠を捧げますとともに、謹んで御遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。
猛暑の中、懸命の救出・救助活動に従事されている皆様に敬意と感謝の意を表します。
過去の震災では、倒れた家具に挟まれ、発見までに時間を要した例もあることから、万が一にも救出・救助を要する方が残されていないか、関係機関で緊密に連携して確認の徹底を図ってまいります。
熊本県を中心に、今も約8,800名の方が避難所に身を寄せておられるほか、在宅避難や車中泊を継続されている方も多くいらっしゃいます。
現地では今後、40度に達する酷暑日も予想され、熱中症やエコノミークラス症候群、食中毒などのおそれも懸念されます。
被災された方々の状況にしっかり目配りをするため、保健所などのチームや警察官により、在宅避難や車中泊の方々も含めた見回りを強化するとともに、日常生活の相談支援などの体制も強化してまいります。
避難所に避難されている方々は、集団での避難生活の長期化もあり、疲労感やストレスが蓄積しているといった、悲痛なお声も聞かれます。
特に、ご病気の方、障碍のある方、介護を要する方、妊娠中の方やご高齢の方には、強い負担がかかります。
政府はD-MATの医師・看護師などによる医療支援を行っており、避難所の皆様や在宅避難をされている方々の健康管理に万全を尽くします。
また、避難所に、食料、水や液体ミルクなどはもちろん、クーラー・保冷シートなどの暑さ対策、仮設トイレ・汗拭きシートやオムツなどの衛生関係といった、避難生活に必要な物資をお届けしています。
パーテーションによるプライバシーの確保など、現地のご要望を汲み取りながら避難所の環境改善に向けた取組を進めてまいります。
入浴については、陸上自衛隊が昨日、簡易シャワーを設置しました。
さらに本日、海上自衛隊が艦艇により追加の簡易シャワーを、入浴に必要な水とともに運搬・設置する予定です。
また、被災された方々の状況やニーズに応じて、被災地外への移動を希望される方には、自治体と連携して被災地外のホテル・旅館の空室を借り上げて積極的に活用するなど、避難先への移動の取組を加速してまいります。
断水が続く地域では、給水支援の体制を強化しています。
あらゆる手段を講じて全国の給水車を可能な限り被災地に多く集結させるほか、海水や河川の水を浄水できる可搬型浄水装置も投入し、被災された方々にできる限り多くの水をお届けします。
水道については、来週中を目途に概ねの応急復旧見込みを示すべく対応を進めており、全国の自治体の上下水道技術職員の派遣などにより、一刻も早い上下水道インフラの復旧に尽力してまいります。
生活インフラの復旧は着実に進んでおり、昨夕、すべての被災地域で電力が復旧しました。
ガソリン供給については、八代油槽所の仮復旧や警察と連携したタンクローリーの輸送力拡充により、平時の4倍に増えています。
電力復旧状況の個別連絡・周知により、インフラの損傷が大きい八代市、宇城市、氷川町においても、営業中のガソリンスタンドは2日前に比べて倍増し、ガソリン販売量の制限はほぼすべてのスタンドで解除されています。
引き続き、安定的な供給継続とガソリンスタンドの営業状況の発信に努めてまいります。
また、コンビニの県内休業店舗数は当初の約200から約60まで減少しており、八代市、宇城市、氷川町、宇土市においても約半数を超えるコンビニが営業を再開しました。
災害の影響を受けた事業者の方々への資金繰り支援として、7月29日に日本政策金融公庫の通常と別枠での貸付や、信用保証協会が通常と別枠で100%保証するセーフティネット保証4号を開始しました。
さらに昨日、官民の金融機関に対して、融資の迅速化や返済猶予などの貸付条件の変更など、災害の影響を受けた事業者の方々へのきめ細かな支援の徹底を要請しました。
事業者への影響を注視し、事業継続に支障が生じないよう万全を期してまいります。
また、震源地に近い地域に立地する自動車や半導体などのサプライチェーンを構成する一部工場の生産に支障が生じていますが、被害を受けている事業者の生産・出荷の再開に向けた取組を支援するとともに、工場の生産状況や生産・出荷再開の見通しの把握に努め、全国のサプライチェーンへの影響を最小化するよう努めてまいります。
多くの物資の提供やインフラの復旧、医療・福祉支援など、被災者支援にお力添えをいただいている全ての事業者や専門職の皆様、自治体の皆様に感謝申し上げます。
政府として、「できることは、全てやる」という決意の下で、総力を結集して取組を続けてまいります。
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【熊本地震から1週間】支援物資あるのに届かず
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▼八代市ではホテルなどへの2次避難が開始
2次避難した人
「(避難所は)夜もよく眠れないですからね。しっかりプライバシーが保たれて過ごした方が良いかなと」
▼爆発事故で従業員7人が亡くなった『イオンモール熊本』の店舗前の道路には花束などが置かれていた
献花に来た人
「きょうで1週間なので」
(Q.テナントの従業員の関係者)
「違うが、毎週(イオン)行っていた。かわいそうすぎて」
死者:38人(関連死含む)
住宅被害:13,690棟(午後6時時点)
避難者:7,538人(午後6時時点)
住民
「公費解体の前に自分で片付けようと。屋根が落ちているので、中の物が取り出せない」
公費解体は自治体が建物の解体や撤去を行う仕組み
→公費解体を待っていては生活再建が進まないという声も
住民
(Q.震災からきょうで1週間)
「何から手をつけていいか分からない。どうしようもない」
衛星が捉えたデータでは、震源の南東側で地面が大きく動いていたことが浮き彫りに
国際航業RSソリューション部 鎌形哲稔部長
「表層での変化が大きなところほど、しま模様の境界が短くなっていく、狭くなっていくというような特徴を持っています」
「特に平野部のところでしま模様が成立しなくなっているので、この辺りで大きな変状が起こっていることが予測されます」
▼宇城市役所には罹災証明書の発行を求め早朝から行列
住民
「朝の3時半くらいから並んでいる。私の家はほとんど全壊に近いようなものなので、これからの生活をどう立てていくかを考えると、罹災証明書がないと安心できない。計画ができないので」
公費解体をはじめ、公的な支援を受けるためには罹災証明書が必須
→市の1日の対応人数には限り
▼高市総理は“プッシュ型支援”を指示
高市早苗総理大臣
「今回の視察では、水に関する要望を多く伺った」
「給水車の派遣など、プッシュ型の支援を継続・加速して、緊急度の高い避難所や医療機関などを中心に、確実に水をお届けしてください」
「8月末までにすべての被災地域で完全に断水が解消されるよう全力で取り組んでください」
国土交通省によると八代市、宇城市、甲佐町、氷川町の合わせて4万4000戸で断水が続く
→甲佐町では早ければ今月上旬に解消見込み
→他の自治体は月末までかかる見通し
▼“断水”の影響が各所で発生
八代市の田んぼでは断水が続いたことで、地面が干からびひび割れているところも
農家
「日中はここで片付け。半年…1年はかかるかな」
(Q.この1週間何も変わっていない)
「状況は変わっていない」
(Q.このままの状況が続くと)
「多分、枯れるんでしょうね。全滅かもしれない」
県内54の医療機関が被災
→うち50が断水
氷川町の地域の拠点病院では、給水車から敷地内のタンクに水を入れる作業が続く
病院には熱中症とみられる症状を訴える人が次々に搬送され、給水車が命綱に
八代北部地域医療センター 吉田光宏院長
「幸い停電がなく、医療活動は継続していたが、断水で貯水していた受水槽の水が1日半で枯渇してしまった」
「そのまま断水が続けば病院機能がダウンし、いったん病院の機能を停止しようと思っていたが、定期的な水の補給で、業務は継続できている状態」
▼高度医療を担う病院では外来受付を段階的に再開したが…
三宅好久さん(70)
「先週入院する予定だったんですけれど、きょう来て、入院の打ち合わせや手術の打ち合わせをしてきたところ」
(Q.どんな病気で入院する)
「すい臓がん。今度は抗がん剤の治療に入るということで」
熊本労災病院消化器内科 千代永卓部長
「まだ内視鏡診療が不十分な状態。胃カメラや大腸カメラを使った処置ができていないが、それも数日以内にと目指しています」
(Q.数日以内の再開のためには水が必要)
「水が今一番の問題ですね。洗浄で」
八代市では避難所で新型コロナ感染を確認
▼支援物資は“足りない”?
宇城市内の避難所でも水問題が…
家族4人で避難(20代)
「胃腸炎はやりそうなので、消毒お願いしますと声掛けがあっても、こまめに手を洗うこともできない」
別の避難生活を送る人(60代)
「3日からシャワーは自衛隊が準備していたのですが、まだ全員は入れていない状態」
避難生活を送る人からは、食料や飲み水が足りていないという声も上がる
宇城市役所に隣接する多目的施設には、水などを入れた段ボールが倉庫に次々と運び出されていた
→避難生活者に配送できるメドが十分に立たず、市は新たに支援物資を送ってこないよう呼び掛け
宇城市 末松直洋市長
(Q.宇城市では物資の受け入れを一時停止している)
「今、保管場所も足りていないということで、新たに確保できているところからまた受け入れを始めようと」
(Q.物資がある中での課題は)
「(物資を)頂いていることは本当にありがたいこと。それを被災者に配るマンパワーが足りてないのが実情じゃないかと」
「例えばこれから来られるボランティアさんとか、その人たちに支援物資を運んでいただくことも、今後進めていかなければならない」
(Q.モノはあるが届ける術が)
「(ないのが)もどかしいところ」
氷川町では他の自治体から応援に来ている職員や、民間企業やボランティアの力も借りて対応
氷川町役場の職員
(Q.他の自治体や企業の応援があってやっとできている状況か)
「その通りでございます」
(Q.既存の氷川町役場の人員では足りなかった)
「これはもう絶対足りてない。本当に助かっている」
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本日11時30分から、「令和8年熊本地震 第6回 非常災害対策本部会議」を開催しました。
会議では、私から、昨日の被災地視察の概要を報告し、ご自宅に住めなくなり、心身ともにお疲れの避難者の方が、全国各地の皆様からの支援に「日本人に生まれて良かった」と仰って下さったことも紹介しながら、頂戴したお声・ご要望を踏まえ、政府として、「できることは、すべてやる」との決意の下、先手・先手で取組を進めていくことを改めて指示しました。
本日、242億円の「予備費の使用」を閣議決定しました。
プッシュ型の物資支援、都道府県の行う救助業務への支援、応急復旧を含めた災害復旧について、より迅速に、かつ一層強化してまいります。
「予算の制約により災害対応をためらうことがあってはならない」との考え方の下、応急対応から本格復旧・復興に至るまで、被災地の状況に応じて、躊躇なく予備費を活用してまいります。
昨日表明したとおり、このたびの地震について、河川や道路といった公共土木施設、農地などの災害復旧事業に国庫補助の特別措置を行えるよう、いわゆる「本激」として、「激甚災害」に指定する見込みです。
被災地の方々が1日も早く元の暮らしを取り戻すことができるよう、復旧支援に全力で取り組んでまいります。
昨日の被災地視察でも、「水」に関する要望を多くお伺いしました。
給水車の派遣などプッシュ型の支援を継続・加速し、緊急度の高い避難所や医療機関などを中心に確実に水をお届けしてまいります。
上下水道については、8月初旬、中旬と、順次断水を解消し、8月末までに全ての被災地域で完全に断水が解消されるよう、国土交通大臣に指示をしました。
「電力」に関しては、各家庭やコンビニ等小売店の内部設備の復旧なども迅速に進めてまいります。
「ガソリンなど燃料油」の供給は、平時と比較して4倍の供給体制を整え、昨日までに、被害の大きかった八代市・宇城市・氷川町の3市町でも約9割のガソリンスタンドが既に営業を再開しました。
さらに、ガソリンスタンドの営業開始を支援し、被災地の皆様の調達への不安を解消するよう、経済産業大臣に指示をしました。
「避難所における生活環境」の向上を図るため、刻々と変わる避難所の状況や被災された方々のニーズを的確に把握し、トイレカーなどの派遣、避難所支援物資の補充、キッチンカーによる温かい食事の提供、水循環シャワーなどによる入浴支援など、きめ細やかな対応に取り組んでまいります。
訪問した氷川町の避難所では、「ペット」を連れているため避難所に入ることができないという話をお伺いしました。
この件については、直ちに現場に指示をして、ペットの受入れ可能な避難所が設けられることになりました。
被災された方々が、ペットを伴っていたとしても、必要な場合に躊躇なく避難所へ避難することができるよう、環境大臣が中心となって、各自治体の取組を支援してまいります。
8月2日、熊本県から、「災害関連死」の可能性のある方1名の確認について公表されました。
酷暑の中、熊本県はもちろん、政府も一体となって災害関連死を防ぐために取り組んできた中、重く受け止めています。
地震などによる直接死をまぬがれ、助かった命を守り抜くため、なんとしても災害関連死を防がなければなりません。
昨日は最高気温が40度を超えるなど被災地では猛暑日・酷暑日が続いており、在宅避難や車中泊の方を含めた避難されている方の健康管理が極めて重要となります。
警察・消防による見回りなどを強化するとともに、保健師等チームの派遣による熱中症の注意喚起・予防指導や、災害時感染制御支援チーム(DITC)の派遣による感染症管理・対策の支援など、一層のアウトリーチ支援に取り組んでまいります。
災害関連死を防ぐ上で、被災された方々が安心して過ごすことができる「住まい」を速やかに提供することは極めて重要です。
8月2日より、「ホテル・旅館などへの二次避難」が開始されていますが、これを加速し、特に高齢者、障碍のある方について、丁寧にニーズを確認し、支援に取り組んでまいります。
昨日、まずは宇城市と氷川町において、「建設型応急住宅」の工事が始まりました。
また、「県営住宅への一時入居」や「賃貸型応急住宅の提供」に向けた案内も開始されています。
被災された方々が安心して過ごすことができる住まいを速やかに提供できるよう、自治体と連携して取り組んでまいります。
本日、八代港にPFI船舶「はくおうII」が入港しました。
同船では、自衛隊による入浴、宿泊、食事などの支援に加え、船内で日本医師会災害医療チーム(JMAT)による医療提供を行う予定です。
なお、日本医師会災害医療チーム(JMAT)が船内で行う医療提供は、『船舶活用医療推進法』に基づく初めての取組となります。
被災された方々のため、早期に支援を開始できるよう、しっかりと準備を進め、被災地の医療環境の改善に貢献してまいります。
被災された方々に必要な支援をお届けするためには、被災した自治体の体制構築も必要不可欠です。
既に、被災した6市町に対し、全国35都府県17市から637名の応援職員の派遣が決定されており、順次、災害マネジメント支援や避難所運営支援などの応援に入っていただいています。
ご協力をいただいている各自治体の皆様に心から感謝申し上げます。
それでもなお、被災した自治体の多くは未だに人員が不足しています。
更なる人員強化に向け、総務大臣が関係自治体間の調整を加速してまいります。
また、インフラなどの速やかな復旧・復興に必要な土木職、建築職などの技術職員についても、都道府県などから派遣できるよう、着実に調整を進めてまいります。
猛暑日・酷暑日が続く被災地では、「災害廃棄物を含むごみの処理」が大きな問題です。
片づけごみの仮置場への搬入が円滑に行われるよう、仮置場の適切な設置・運営を支援するとともに、し尿や日常生活ごみの処理が滞らないよう、環境大臣が現場の支援に取り組んでまいります。
政府の総力を結集し、被災地・被災された方々のため、強力に取組を推進してまいります。
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警視庁の被災者支援部隊が、八代市の松高コミュニティセンターを訪問しました。
被災者の皆様とお話しすると、警察官としての使命感と被災地の役に立てる喜びが胸にあふれます。熊本県の復興を進めていくために、被災者の皆様の声をひとつひとつ拾っていきます。
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【声明】
「長崎・原爆の日」
(いのちの党 2026年8月9日)
長崎に原爆が投下されてから、81年目の夏となる。
原爆の犠牲となったすべての人々に、心から哀悼の誠をささげる。
また、今なお後遺症に苦しむ被爆者やご遺族の方々に、心からお見舞いを申し上げる。
「長崎を最後の被爆地に」
「ふたたび被爆者をつくるな」
この言葉は、単なる祈りではない。
地獄を生き延びた被爆者が、病気、生活苦、差別と闘いながら、国家補償と核兵器廃絶を求め続けてきた、命懸けの運動の言葉である。
長崎原爆被災者協議会は、ビキニ環礁でのアメリカの水爆実験ののち1956年6月23日に設立され、今年、結成70年を迎えた。また同年8月10日には日本被団協(2024年ノーベル平和賞受賞)が長崎の地で結成された。被爆者たちは、国の援護がないまま放置された状況を変えるべく、原爆医療法や被爆者援護法の制定、原爆症認定の拡大、さらには核兵器禁止条約の実現を求めて、国内外で声を上げ続けてきた。
被爆者健康手帳を持つ人は、2026年3月末で全国9万1,105人、平均年齢は86.66歳となった。
しかし今なお、長崎には、国が定めた被爆地域の外にいたため「被爆者」と認められず、被爆者健康手帳を交付されていない「被爆体験者」がいる。訴訟の原告を含む当事者の高齢化と死亡が進むなか、国による地域の線引きによって救済から取り残された人々を、今すぐ救うべきである。
残された時間は少ない。
受け継ぐべきものは、被爆した瞬間の体験だけではない。被爆者が沈黙を破り、国と社会を動かし、核兵器禁止条約の採択と発効を後押しした「ヒバクシャ運動の歴史」そのものを、次世代へ引き継がなければならない。それは、世界平和の土台となるものである。
長崎市の平和宣言文起草委員会について2014年以前の会議録がすべて廃棄されていたことが明らかになった。市は保存期間を20年に延長し、将来は歴史公文書として永久保存することも検討するとしている。
平和宣言の完成した文章だけでなく、被爆者や市民が何を訴え、どのような議論を経て一つ一つの言葉が選ばれたのか。その過程もまた、世界に残すべき歴史であり、平和への貴重な道標である。
長崎市は、長年、平和宣言などを通じて、「北東アジア非核兵器地帯」の創設を求めてきた。非核地帯とは、国際条約によって核兵器の生産、取得、保有及び管理が禁止された地帯である。世界にはすでに7つの非核兵器地帯(地域)が存在している。
この北東アジア非核兵器地帯構想では、日本、韓国、北朝鮮の3か国が核兵器を持たないと約束し、周辺の核兵器国が条約の附属議定書などを通じて、域内国への核兵器の使用や威嚇を行わないことを約束する。核戦争の危険を減らし、地域の緊張を緩和する具体的な取り組みである。
ところが、小泉進次郎防衛大臣は、防衛政策について「あらゆる政策をタブーなく議論し、進めなければならない」との姿勢を示した。政府は非核三原則を「政策上の方針として堅持する」とする一方、安保三文書改定の個別具体的な内容については明言を避けている。また、連立与党の日本維新の会は、2026年の政策集で「核共有を含む拡大抑止に関する議論を開始」すると掲げ、6月には総理に非核三原則の「持ち込ませず」について「現実的検討を行うべきだ」と見直しを提言した。今こそ、政府・与党は、被爆者をはじめ、長崎の平和宣言の声に耳を傾けるべきである。
日本政府には、非核三原則を国是として堅持し、法制化すること、核共有や核兵器の持ち込みを拒否すること、核兵器禁止条約に直ちに署名・批准することを求める。そして、被爆者運動の記録と証言を国の責任で保存・継承することを求める。
被爆者がつくり上げた歴史を、被爆者だけのものにしてはならない。
「長崎を最後の被爆地に」
その誓いを、次の世代の行動へと引き継ぐ。
わたしたちは、核兵器も戦争もない世界を実現するため、被爆者とすべての世代の市民の皆さんとともに、長崎の被爆体験の継承と核廃絶への取り組みに力を尽くしていく。
2026年8月9日
いのちの党
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生活と生業(なりわい)の再建は表裏一体です。迅速に同時並行で進めてほしい。
たとえば行政による災害廃棄物の処理です。現行では生活廃材が優先され、事業上の廃材の処理は後まわしになります。中小の商店や事業所は自宅と一体で営業してきた場合が多く、大震災の後は生活廃材も事業上の廃材も見分けがつかなくなります。非常時ですから、一括処理も含め柔軟に対応すべきです。
また営業継続のためには各補助金による支援が必要ですが、審査・給付に一定の時間がかかります。生活給付と同時に、まず現在の借入金の返済停止・猶予と緊急の資金繰り支援(無利子無担保)が必要です。
2011年の東日本大震災の時は、被災地視察を自分の広報活動に利用しようとする政治家は一人もいませんでした。むしろ当時の総理大臣は避難所で被災者に叱られていた。
あの時は、現場の運動と党派をこえた議員の活動、そして若手官僚たちの奮闘で、グループ補助金など被災者支援の新制度を次々と作りました。
あの時も今も、被災者の声を政治と行政が真剣に受けとめるかどうかだけが問われていると思います。
(8月8日「しんぶん赤旗」)
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