【死すら救いにならない――】
『オイクメネ』
本作は、そにどり氏によって2021年に制作された、超高難易度の探索脱出フリーホラーゲームです。
ゲーム実況動画などでも「死んでも終われない絶望ホラーゲーム」として大きな話題を呼びました。
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■物語のあらすじ
世間では、ある恐ろしい都市伝説が囁かれていました。
それは「怪異が集まる、決して近づいてはいけない奇妙な一軒家がある」というもの。
多くの人はただの怪談として聞き流していましたが、主人公の少女「春(はる)」にとっては他人事ではありませんでした。
なぜなら、彼女の弟である「直音(なおと)」が、その噂の家に足を踏み入れたきり、行方不明になってしまったからです。
春は弟を連れ戻すため、意を決して不気味な館へと足を踏み入れます。
しかし、館の中は常識が一切通じない異常な空間でした。
暗闇に包まれた廊下、思考を狂わせる無数の不可解な仕掛け、そして春の命を狙って執拗に追いかけてくる「ナイフを持った男」や数々の怪異たちが彼女を待ち受けていました。
恐怖と戦いながら探索を続ける春ですが、ついに力尽きてしまいます。
しかし、すべてが終わったと思った瞬間、春は館の中のベッドの上で再び目を覚まします。
傷は消え、死んだはずの自分がなぜか生きている。
しかし、それは救いではありませんでした。目覚めた世界は、死ぬ前とは建物の構造や謎解きの答えが微妙に変化した「別の世界」だったのです。
死ぬことすら許されず、終わりのない探索へと引き戻される春。
この館の正体は何なのか、なぜ世界は変わり続けるのか、そして弟の直音はどこに囚われているのか。
この悪夢のループを彷徨いながら、館に隠された真実へと迫っていきます。
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■ゲームの特徴
1. 死が「ゲームオーバー」ではないシステム
・一般的なゲームと異なり、敵に倒されてもタイトル画面に戻りません。
・体力がゼロになると、館のベッドなどで何事もなかったかのように目覚めます。
・死ぬたびに「部屋の間取り」「仕掛けの答え」「アイテムの配置」が変化します。死のループそのものがゲームの核となっています。
2. 「メモ帳」が必須の超高難易度パズル
・本作の謎解きは、近年のホラーゲームの中でもトップクラスに難解です。
・複雑な暗号、館の構造の変化、仕掛けの法則性を自分で紙に書き写しながら進める必要があります。
・ヒントも一筋縄ではいかないため、自力で解き明かした時の快感は格別です。
3. ドット絵だからこそ引き立つ精神的恐怖
・派手な3Dグラフィックではなく、レトロなドット絵(RPGツクール製)で表現されています。
・ビックリさせるジャンプスケアは控えめですが、静けさや不気味なBGM、ドット絵の粗さがかえって「見えない恐怖」を膨らませます。
4. 考察を生む、完成されたシナリオ
・ただ怖いだけでなく、物語としての評価が非常に高い作品です。
・プレイヤーの行動や謎解きの達成度によって、結末が分岐します。
・なぜこの館が存在するのか、なぜ弟は消えたのか、すべての謎が繋がった時に明かされる真実には強い切なさと衝撃があります。
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■配信プラットフォーム
・ふりーむ!(DL版)
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